- Index -
本体のX(旧Twitter)連携機能が2023年11月13日に提供終了
SIEは2023年11月7日、PlayStation 4及び5のX(旧twitter)の連携機能を終了することを発表しました。
サービス提供の最終日は11月13日(月)になるとのことです。
Xの連携終了、つまりどういうこと?
PS4(PS5)本体からXに向けての投稿が全面的に停止となります。
今までSNSで見かけるタグ「#PS5Share」とか「#PS4Share」は本体の投稿機能を使ってポストしていた可能性が高いわけですね。
自動的に正しいゲーム名がハッシュタグとして生成されていたため、利用していた人も多かったのではないでしょうか。
未だに使われる「PlayStation 4からブロードキャストを始めました!」自動投稿機能
ライトな層にはPlayStation 4(無印)が人気だったりします。
基本無料の『原神』や『Apex Legends』も稼働してますし、ゲーム機をコミュニケーションツールとして使っているユーザーはSNSの連動機能を重視しているはずです。
必ずしもゲームの情報に詳しいわけではないので、ブロードキャストの自動告知機能がなくなると知ったらショックを受けるのではないでしょうか。
トロファーがトロコン報告として使っている場合も多い
PS5ベータプログラムだと、プラチナトロフィー獲得のロゴアニメーションが豪華になってますね pic.twitter.com/CwOvByAlp3
— トロびぼ (@trov1vo) February 7, 2023
本体の設定から「トロフィー獲得時に動画を撮影」と設定しておけば、短いクリップもXにあげることができます。
PCにデータを移すのが面倒な人はPS4(PS5)から直接報告していた人もいることでしょう。
更に自分のプロフィール欄には今までのポスト履歴がずらっと並ぶために、忘備録としても機能していたわけですね。
使わない人は使わないけど、使う人はとことん使う機能ではあったわけです。
なんでPlayStationとXの連携機能を終了するの?
個人のTwitter APIの利用料が月額5,000ドル(約75万円)に値上げされました。
予約投稿やスケジュール管理を行うツール、プレゼントキャンペーン、そしてゲームのアカウントがバックアップできる外部ログイン機能まで、さまざまなサービスがこのTwitter APIを用いて提供されています。
おそらくPlayStation規模のサービスだとエンタープライズプランが妥当ですが、それだと数百万単位での料金を要求されるでしょう。
SNSでの宣伝効果を考えても価格高すぎますし、だったらやめちゃえってことになりますね…。
ちなみにXのCTOであるイーロン・マスク氏は借入金の負債を同社に負担させました。
利子の支払いだけでも年間15億ドル(約2,200億)と言われています。
これだけ切羽詰まった状況になると、もっとゆっくり改革していこうとはなりません。
サービス利用料の急激な値上げが必要だってことになりますね。
まさか巨額のTwitter買収劇からはじまり、原資を借り入れ → 利子がひどい → api値上げ → PlayStationの連携ストップ→ トロファー阿鼻叫喚となるとは思ってもみませんでした。
これはTwitterが赤字の頃からゲーマーへの不利益が降りかかることが決まってたのや…。
ところでXbox や Switchでは連携機能はどうなってるの?
XboxのX(旧Twitter)連携機能は既に2023年4月をもって廃止となりました。
一方、Nintendo Switchは未だに投稿機能が稼働し続けているため、今のうちに思う存分使っておいたほうがいいでしょう。
PS Appならば画像投稿も継続して行うことができる
今回の措置に伴い、SIEのサポートサイトではPlayStation Appの使用を推奨しています。
PS5ならば自動的に画像がクラウドへ吸い上げられますし、せっかくこういうときのためにサーバを用意したんだから、ぜひ使ってくれってことでしょう。
PlayStation 5からPS Appを使用する場合
【1】まずスマホにPS App(PSアプリ)をインストール
PSNで使用しているIDとPASSを使ってアプリへログインしてください。
画面に表示に従って「いつも使うPS4(PS5)」を設定しておきましょう。
【2】設定から「自動アップロード」をオンにする
まずはPS Appを立ち上げたら、画面右上の歯車のマークをタップしてください。
設定をしばらく下へスクロールしていって、本体管理の項目から「キャプチャー 自動アップロード」の項目を確認します。
あとは一番下の「自動アップロード」の項目をONにすれば準備は完了です。
もちろんPS5本体の設定が「スタンバイ状態でもネットに接続する」状態になっていないとアクセスできないため注意してください。
今後は画像や動画が自動的にPSNへアップロードされることになります。
【4】手動で画像(動画)をサーバにアップロードする
今後キャプチャーした画像はサーバにアップロードされ続けますが、既存のデータはそのまま本体に残っているはずです。
その場合、メディアギャラリーからファイルを選択。
OPTIONSボタンから「PlayStation Appにアップロード」を選んで、アプリから見られるようにしましょう。
【5】PS Appから画像(動画)をXに投稿する
再びPS Appを立ち上げてください。
今度は画面下の右から2番目、ゲームライブラリーのアイコンをタップしましょう。
続いて画面上の「キャプチャー」の項目に移ります。
アップロードされた画像の一覧を確認できるので、あとはXに投稿したいファイルを長押しで選択しましょう。
画像のように下からメニューが現れたら成功です。
あとは複数の画像ファイルを選択するなり、シェアからXに投稿するなり自由にしてください。
【※】公式のハッシュタグが生成されるわけではないということ
PS AppからXに向けて画像を投稿しても、自動でハッシュタグは生成してくれません。
例えばファイナルファンタジー16をプレイした場合、タグとして「FFXVI」「ファイナルファンタジー16」「FINAL FANTASYXVI」など、様々な単語が考えられます。
これを公式で指定してくれてたのは非常に大きいんですよね。
アプリからタグ付きで投稿してくれる機能を実装してほしいかな…とは思います。
PS4ユーザーはPS Appに画像送信できないの?
A. 無理です。そもそもPS4に画像をアップロードするという設定はありません
公式サポートからSHARE FACTORYの使用を推奨されてますが、それで別にXへ投稿ができるわけではありません。
どうしてもPS4からPS Appに向けて画像をアップロードしたいのであれば、メッセージ機能を使ってやりとりするようにしましょう。
メインアカウントとサブアカウント同士がフレンドとなって、メッセージを送るついでに画像を添付すればいいだけです。
ここからPS Appのメッセージ欄を確認してみてください。
はい、PS4からメッセージ欄を通じてアップロードすることに成功しました。
自分のPCを持ってない勢はこれで対処することにしましょう。
※追記:PS5/PS4のX(旧Twitter)連携に動きがあるかも?
2023年11月中旬現在、すっかりXへの投稿が減って寂しい感じがありますね。
ところでXの開発チームによると「新しいapi連携を考えている」とのポストがありました。
これは”期待しないけど注視はする”というスタンスで見ておくといいんじゃないでしょうか。
あとがき
自分専用のPCを所持している人は、USBメモリからXに向けて投稿するのも手ですね。