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Unpackingのストーリーラインと考察、そして用途不明のアイテムについて

ゲーム『Unpacking アンパッキング』 のストーリーラインと考察、そして「これ何に使うの?」について

引っ越しゲー「Unpacking アンパッキング」の考察と、この物は何に使うのか?についての解説記事です。

本作は主人公が過ごした21年間(1997~2018)を体感するゲームなのですが、荷ほどきで「いつもぬいぐるみが出てくる。愛着があるんだろうな」と人物像を推察するお遊びも含まれているのですね。

開発元が細かいストーリーラインを公表しているわけではないのですし、あくまで推測の域を出ない、ということを前提に本稿をお楽しみいただければ幸いです。

それと当たり前ですが、思いっきりネタバレをかましているような記事でもあるので、とりあえずは1度はクリアしてから読みに戻って来ることをおすすめします。

それでは、考察記事のはじまりはじまり。

制限があるモードの方がストーリーラインを掴みやすい

アイテム全箇所配置可能モードならば簡単に終わる

このゲームは下着を引き出しにつめる作業に時間を取られてしまいます。

ついつい最初から設定で「アイテム全箇所配置可能」モードをONにしてしまいがちなのですが、それだと主人公の心情が分からなくなってしまうため、お急ぎの方以外は初期設定のままプレイすることをおすすめします。

 

大学の卒業証書

例えばゲーム中盤での出来事。

ここは彼氏と同棲するステージなのですが、学校の卒業証書は部屋に出すことができません。

今までは壁に飾ることが正解だっただけに、プレイヤーは初めて疑問を抱くことになるわけですね。

わざわざ卒業証書をベッドの下に隠す主人公。

…何やら不穏な共同生活が始まったな、と感じ取ることができるわけです。

 

下着(ブリーフ)

他にも男性用下着(ブリーフ)は彼女に整理させるし、スケッチをするためのノートPCはキッチンの隅っこでしか開けないという状況に追いやられてます。

タンスの中は汚いくせに、料理はやらないのか、キッチンは妙に小奇麗。

ダンベルや筋トレ器具は豊富にあって、夜景の綺麗なマンションに住む。

いかにも意識が高そうな男性という感じがします。

お互いなんとなく合わないんじゃないかな…とは容易に想像がつく展開になっていきますね。

 

思い出の写真

そして、次は同棲を解消して実家に戻るというステージが待っています。

なぜかコルクボードに貼れない写真がある → 元彼とのカップル写真かな…? → やっぱり!だから貼れないのか!と不正解を推測する面白さも出てきました。

 

無理に飾ると彼氏の顔に画鋲がささる

ちなみにカップル写真を無理にコルクボードへ貼ろうとすると、彼氏の顔に画鋲がささるというギミックが発動します。

無駄に芸が細かい。

 

音楽専用のmp3

あとはどれだけスマホが普及した未来になろうとも、主人公は音楽専用のmp3プレイヤーを使い続けてます。

だから、引き出しに収納するとエラーが発生するんですね。

こんな感じでストーリーを全身に感じたいのであれば、一回は初期設定でクリアしておくのがベターと言えるでしょう。

フィニッシュを決めた場所によって写真のコメントが変化する

昔はもっと広く感じた

例えば実家に戻ってきたシーンでの一コマ。

自室で引っ越しを終えると「昔はもっと広く感じた」との主人公のコメントが書き加えられることになります。

つまり子供部屋が狭く感じる → 自分の体が大きくなった → 大人になった、と分かる哀愁の一文ですね。

 

一方、風呂場でステージを終えると「姉妹と一緒!」との一言が添えられるわけです。

一方、風呂場でステージを終えると「姉妹でバスルームを取り合った」との一言が添えられるわけです。

これで主人公は少なくとも姉か妹がいることは確定しました。

アルバムの全フィニッシュパターンを見ておくと、主人公の相互関係への理解が深まるかもしれません。

プレイヤーとロールプレイが噛みあわないかもしれない

ゲーム内だとコップを出しっぱなしにしておくのが正解なんですが、しっかり閉まっておくのが自分の生活スタイルだという人もいるでしょう。

「なんか合わないな」と思うかもしれませんが、その辺は大目に見ながらプレイしていってください。

あんまり物を置く場所が自由すぎると、パズル要素が薄くなってしまいますしね…。

これ何に使うねん?

本作は海外のインディー作品ということもあって、何に使うかよくわからないものが登場します。

例えばこちらからすると土足文化についての知識はありませんし、ましてや海外の宗教事情などととは縁がないわけです。

住む地域が違えば、使用用途が分からない物もたくさんある。

とりあえずゲーム中で気になったアイテムについて深堀りしていくことにしましょう。

 

1997年の自室

ドレイドル

ドレイドル

ヘブライの文字が刻まれたコマのことです。

これを持っているということは、主人公はユダヤ系の人物であることが分かりますね。

ちなみにGoogleで検索をかけるとサイを振って遊ぶことができるので、試してみてはいかがでしょうか。

ゲーム『アサルトアンドロイドカクタス』の人形

『アサルトアンドロイドカクタス』の人形

ゲーム『アサルトアンドロイドカクタス』のフィギュアです。

本作と開発元が同じスタジオ(Witch Beam)なんで、そういうネタを仕込んだわけで。

ドラゴンのぬいぐるみ

ドラゴンのぬいぐるみ

おそらく元ネタはウェブで連載されていたコミック『ドラゴンテイルズ』です。

主人公のブルーイと瓜二つの背格好してますね。

 

ティムドーソン

作者のティムドーソン氏は『アサルトアンドロイドカクタス』のキャラデザも担当しているので、そういうお遊びかと思います。

連載していた年月は1999年だったはずですが、その辺の時代考証はご愛嬌ということで。

紫色のリュック(三日月)

紫色のリュック(三日月)

子供らしさを強調したリュックのデザインであり、そんなに関係ないとは思いますが一応。

個人的にはこの柄を見ると、反射的にアニメ「セーラームーン」に登場する猫のルナを思い出してしまいます。

このあとは大学時代において、主人公が同じ三日月柄のシャツを着ていましたね。

更にはルームメイトがセーラーヴィーナスのマネキンを所有してますし、なんとなく制作スタジオはセーラームーンネタが好きなんじゃないかと思ったりしてます。

たまごっち

たまごっち

バンダイが生んだおもちゃ「たまごっち」は1997年生まれなので、世代的にも合致してますね。

現在は「tamagotchi」というブランドで海外展開もやってたりします。

青いヒーロー人形

青いヒーロー海外でヒーローといえば青い色

なんで、そんなような仕込みですね。

部屋の中には悪役のフィギュアが見つかりませんし、純粋にヒーロー側が好きなんだな…ということも分かります。

ボードゲーム:チェッカー

ボードゲーム:チェッカー

俗に西洋囲碁とか呼ばれる遊びです。

主人公は子供の頃からロジカルな思考が身につけていたのかもしれません。

絵本

絵本

左上から順に“ピーターパン”と“ラプンツェル”。

あとは“ドラキュラ”。

 

こちらはキャットインザハット。

こちらはキャットインザハット。

サイモン

サイモン

これはグーグルクロームのアイコン…ではなく、電子ゲーム「サイモン」の筐体です。

どこが光ったのか順番に覚えて叩くゲームなので、よくJRPGのミニゲームなんかにゲーム性だけ採用されてましたね。

なんで1997年の部屋にも関わらず、古の電子ゲームが置いてあるんだ…って話ではありますが。

ちなみにドリームキャストの名作「スペースチャンネル5」はこのサイモンが元ネタとなってます。

ダブルデッカー

ダブル・デッカーバス

ロンドンといえば2階建ての赤いバスです。

映画ハリーポッターではホグワーツ特急に乗る際、キングス・クロス駅が採用されていましたが、その周辺の名物でもある…というわけですね。

主人公は子供の頃から旅行好きという一面が垣間見えます。

トロール人形

トロール人形

ガチのトロール…ではなく、どことなく愛嬌のある人形のバージョンです。

映画「アナ雪」「ハリーポッター」にも出演しているので、名前は知らなくても一目見たことぐらいはあるかもしれません。

 

2004年の一人暮らし

ホットサンドメーカー

サンドウィッチメーカー

おそらくプレイヤーが体重計だと思って、風呂場に置こうとしたアイテムの第1位でしょう。

サンドイッチを作る機械なのだから、キッチンに置くのが正解というわけですね。

缶切り(オープナー)

缶切り(オープナー)

これは缶切りです。

吊るし棚ではありません。

クッキージャー

クッキージャー

虫が入らないように密閉されたビンのこと。

おしゃれで実用的です。

日本で見かけるのは透明なビンのタイプですが、陶器で出来たタイプはなかなか見かけないですね。

DVDパッケージ(2004年版)

ゴーストワールド

まずはゴーストワールド。

映画「アベンジャーズ」「ブラックウィドウ」で有名なスカーレット・ヨハンソンが10代の頃に出演した青春映画です。

アンパッキングの主人公はユダヤをルーツとしていますが、この作品にも同じ血筋の人物が何人か登場するので、その辺にも共感を覚えているのかもしれません。

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ドニー・ダーコ

続いてはドニー・ダーコ。

難解すぎてわけわからない作品の筆頭として挙げられる映画です。

なんとなく芸術肌の人は好きなんじゃないかな、っていう偏見がありますね。

何年か前にコールオブデューティーとコラボしていたような気がします。

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マトリックス

キアヌ・リーヴス主演のアクション映画「マトリックス」です。

この作品からジョン・ウィックに至るまで、キアヌはアクション俳優であるというイメージが強くなっていきますね。

ちなみにジョン・ウィックの監督であるチャド・スタエルスキは、マトリックスではスタントマンを務めていました。

パリのエッフェル塔

エッフェル塔

子供時代のダブルデッカー(ロンドンの2階建てバス)に引き続き、パリのお土産が増えました。

主人公はフランスへ旅行に行ってきたみたいです。

 

2007年の3人ルームシェア

2007年の3人ルームシェア

写真は左側が主人公。

そして真ん中のスカーフをかぶった女性が同居人その1であり、右の髭面の男性が同居人その2です。

とにかく同居人の女性はオレンジ色が好きなようで、歯ブラシからコスプレ衣装まで全て同色で固めていることが分かります。

女性はスカーフをかぶるという慣習、そして冷蔵庫には”マレーバク”のマグネットがあることから、おそらくインドネシア出身であることが分かりますね。

 

マグネット

  • コアラ … 主人公がオーストラリア出身
  • マレーバク … 同居人の女性がインドネシア出身
  • 銀色のシダとキーウィ … 同居人の男性がニュージーランド出身

同じく写真右側の男性は緑色が好きなようで、コップや歯ブラシも緑色で固めてます。

 

カブトムシ

更にはカブトムシ クワガタや昆虫を愛しており、ぬいぐるみのキャラクターにまでそれが反映されていました。

このあと主人公は彼氏と同棲する前にクワガタを飼うのですが、このルームメイトの男性から貰ったものかもしれません。

クライミングシューズとチョークバッグ

クライミングシューズとチョークバッグ

左がクライミングシューズ、右側の扇風機みたいなのがチョークバッグです。

形状が独特なのですぐ分かりますね。

元々多趣味であった主人公は、ついにクライミングにまで目覚めたのでしょう。

ローラーダービーの防具とポスター

ローラーダービーの防具とポスター(オレンジ)

これは「ローラーダービー」の防具です。

かつて1970年代には“ローラーゲーム”として日本でも流行ったことがありました。

漫画「20世紀少年」の中でも、次にリバイバルブームが来そうな競技として名前が挙がっています。

近年は女優ドリュー・バリモア主演の映画『ローラーガールズ・ダイアリー』の公開で人気が出ました。

現在のプレイヤーはほとんどが女性で構成されています。

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これはオレンジ色の防具ということで、同居人の女性の趣味でしょう。

ディプロマ

ディプロマ

日本は入試テストが難しいですが、海外は学校を卒業すること自体が難しいわけです。

オーストラリアは学歴社会ということで、ディプロマを飾っても不思議ではないような気がします。

DVDパッケージ(2007年版)

2004年に引き続き「ゴーストワールド」「ドニー・ダーコ」「マトリックス」が登場。

 

くわえて「ブロークバックマウンテン」「パンズ・ラビリンス」がコレクションに加わりました。

ゲームパッケージ(2007年版)

ぷよぷよフィーバー

これはぷよぷよフィーバー。

開発元のコンパイルが倒産したので、セガが権利を買い取ったぷよぷよの新シリーズ第1弾です。

 

Mario Kart Double Dash

こちらは「マリオカート ダブルダッシュ!!」ですね。

海外版のパッケージは日本に比べて疾走感のあるデザインになってます。

 

タイ・ザ・タスマニアタイガー

これは日本では未発売のゲーム「タイ・ザ・タスマニアタイガー」です。

オーストラリアが舞台の作品なので、主人公には馴染みのあるゲームなのでしょう。

 

The Simpsons: Hit and Run

こちらも日本未発売のソフト『シンプソンズ ヒット&ラン』です。

当時、オープンワールドとして名を馳せた作品「グランド・セフト・オートIII」をオマージュしたゲームなので、一部には熱狂的なファンがいました。

ここまでは全てゲームキューブで発売されたソフトですね。

写真(2007年版)

写真(2007年版)

それぞれ上から「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」「水の都ベニス(ベネチア)」「コロッセオ」の写真です。

主人公はイタリアへ旅行してきた模様。

ピサの斜塔

ピサの斜塔

写真の通りイタリアに旅行に行ってきたということで、ピサの斜塔(置物)が増えています。

ここまで主人公はロンドン → フランス → イタリアと旅行経験が増えました。

リユーザブルウォーターボトル

リユーザブルウォーターボトル

これはペットボトルではなく、洗って使いまわせるプラスチックのボトルです。

今はレジ袋とストローが標的になっていますが、数年後はカフェの使い捨てカップが有料になる気がしますね。

バリスタの仕事着

バリスタの仕事着

同じロゴの入った帽子とエプロン、そして替えのシャツ2枚が出てきました。

これはバリスタの衣装です。

主人公は学校を卒業してカフェで働いているのでしょう。

 

次のステージでは彼氏と同棲

次のステージでは彼氏と同棲するわけですが、引き続き制服は持ってるのでバリスタは続けていると思われます。

自宅でコーヒーに関するアイテムが揃っているというのは、職業病なのかもしれませんね。

Tシャツ(D&D)

Tシャツ(D&D)

主人公とルームメイトはテーブルトークRPG(ダンジョンズ&ドラゴンズ)にハマり、専用のルームまで設けてしまいます。

更にTシャツをはじめ、D&Dの関連アイテムを収集していくわけですね。

エンディング直前の時代までどんどんコレクションが増えていくのが見てとれます。

 

2010年(同棲:主人公サイド)

2010年の同棲

主人公は夜景の綺麗なマンションで最愛の彼氏と同棲することになります。

思わず冷蔵庫にあるホワイトボードに相手の顔を描くぐらい大好きなんですが、それも長くは続かなかったようで…。

ちなみにこのステージから他人の物も動かせるようになります。

DVDパッケージ(2010年版)

2004年と2007年に引き続き「ゴーストワールド」「ドニー・ダーコ」「マトリックス」「ブロークバックマウンテン」「パンズラビリンス」のDVDが登場。

 

2010年から追加で「カールじいさんの空飛ぶ家」「アバター」が仲間に加わりました。

ここまでDVDは1本も捨ててないことが分かりますね。

ゲームパッケージ(2010年版)

2007年に引き続き「ぷよぷよフィーバー」「マリオカート ダブルダッシュ!!」「タイ・ザ・タスマニアタイガー」「シンプソンズ ヒット&ラン」は所有しています。

 

ゼルダの伝説 風のタクト

そして「ゼルダの伝説 風のタクト」が手元に加わってますね。

キャラデザを変えて思いっきり賛否両論となった作品ですが、パッケージもなんとなくリンクの顔が目立たないデザインになっている気がします。

 

どうぶつの森+

こちらは『どうぶつの森+』です。

海外では初代ぶつ森が発売されなかったので、こちらでシリーズを知ったという人も多いのでしょう。

 

Metroid Prime 2: Echoes

銃をかまえているサムスがわかりやすい『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』です。

これだけは分かる、という人もいたのではないでしょうか。

ちなみにスーツが水色になっているのは、メトロイドフュージョンのオマージュでもありますね。

計量スプーン・計量カップ

計量スプーン・計量カップ

皆さんは計量スプーンをバラして使うのか、それとも繋げて使うタイプの人でしょうか?

うちは繋げて使ってました。

そしてしまいには計るのも面倒くさくなってくるという。

ガーリックプレス

ガーリックプレス

別名「ニンニク絞り」と呼ばれるアイテムです。

料理はしない、そしてラーメン屋には行かない人にとっては未知のアイテムかと思って掲載してみました。

写真(2010年版)

イタリアのベニスとコロッセオ、ルームメイト、そして彼氏との写真が冷蔵庫に貼ってあります。

2007年から風景写真とお土産の追加もないので、忙しくて旅行にいってない感じがありますね。

 

2010年(同棲:持ち込まれる側)

2010年は主人公の持ち物だけでなく、同棲相手である彼氏の物も動かせるようになります。

銀葉千年木

ギンヨウセンネンボク

これはギンヨウセンネンボクですね。

ダイソーではミリオンバンブーとか、万年竹という名前で売ってます。

見た目が竹に似ているからそう呼ぶだけで、中身はドラセナ・サンデリアーナという観葉植物なので注意しましょう。

華麗なるギャツビー

これはF・スコット・フィッツジェラルド著作の『華麗なるギャッツビー』です。

装丁がとても特徴的な本なので、割と分かりやすい感じですね。

 

白鯨

こちらはハーマン・メルヴィル著作の『白鯨』です。

ステルスアクションゲーム『メタルギアソリッドV』にも

  • イシュマエル = 包帯男
  • エイハブ = スネーク
  • 捕鯨船ピークォド = ヘリのオペレーター
  • 復讐に燃える男 = ビッグボス

と随所にわたって同著へのオマージュがありました。

 

ドリアングレイの肖像

これはちょっと自信がないのですが、オスカーワイルド著作の『ドリアングレイの肖像』でしょうか。

悪い意味で中身と見た目が衰えないイケメンの話なので、だいたいは本の表紙のようなアングルが多用されます。

ゲームパッケージ(Xbox360)

Wiiが発売されている時代にも関わらず、主人公はGCのソフトを買っているライトユーザーです。

対して彼氏はバリバリにHDゲームを購入していることが分かります。

 

コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア

これは『Call of Duty 4: Modern Warfare』ですね。

2007年に全世界で一番売れたソフトなんだとか。

 

Halo 3

続いては『Halo 3』です。

COD4が2007年売上No.1ソフトならば、こちらはNo.2ソフトということでした。

 

DARK SOULS

ソウルキャリバーみたいなパッケージデザインになっている『ダークソウル』です。

日本ではXbox 360版が発売されなかったので、ちょっと判別がつかなかったですね。

 

Need for Speed: Hot Pursuit

最後は『Need for Speed Hot Pursuit』です。

ようやく2010年当時の最新ゲームが出てきました。

DVDパッケージ

DVDパッケージ

炎上するビルが分かりやすいダイ・ハード第1作目です。

個人的には「初代を超えられないシリーズ」として真っ先に名前が挙がる作品なんですが、皆さんはどうでしょうか。

 

ワイルドスピード

これは「斜めに流れるフォント」「白黒のパッケージ」ということで『ワイルドスピード』ですね。

原題は「The Fast and the Furious」というのですが、邦題ワイスピは分かりやすくてとってもいいタイトルだと思っています。

枯山水のミニチュア

枯山水庭園のミニチュア

レーキ(砂かき棒)をこねこねやってるだけでも落ち着きそうな、日本庭園のセットです。

カクテルシェイカーセット

カクテルシェイカーマシン

これはカクテルシェイカーセットです。

デフォルトの設置場所はリビングであるというのがポイントで、もうキッチンには置くスペースがないんですね。

いよいよ同棲するのだから、物が多い側が譲歩して使ってない物を捨てよう、という話でして。

多機能ミキサー(スパイスグラインダー)

多機能ミキサー(グラインダー)

多機能ミキサー(スパイスグラインダー)です。

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)を砕くのに使っているのでしょうか。

料理用温度計

料理用温度計

これは調理用温度計です。

最近はデジタル計が主流なので、小奇麗な彼氏の家に置いてあるのはちょっとちぐはぐな感じもします。

キッチンスケール

キッチンスケール

これはフードスケール、またはキッチンスケールと呼ばれるものです。

計りはおしゃれなデジタル、だけど調理温度計は珍しいアナログ製でした。

彼氏はおしゃれな道具だけ揃えて、まったく料理をしないんでしょう。

ミートハンマー

ミートハンマー

こちらは肉叩きとかミートハンマーと呼ばれる道具です。

決してハンコではありません。

プロテイン

プロテイン

これはプロテインのビンです。

  • 夜景の綺麗なマンション
  • 筋トレ器具がずらりと並んだリビングルーム
  • 部屋はシックなモノトーンスタイル
  • 調理器具だけはおしゃれ
  • サブカルをたしなむ

皆さんの頭の中にも、意識高い系の男性像が浮かんできたのではないでしょうか。

しかし引き出しの中はぐちゃぐちゃになっており、彼氏の性格がなんとなく垣間見えるというわけです。

 

2012年(実家へ戻る)

バリスタの制服がなくなったので仕事は辞めた模様。

加えて彼氏と別れたので、メンタルはボロボロの状態です。

柔道の帯

柔道の帯

2012年に実家へ戻ると壁に飾ってある5色のベルト。

これは柔道の帯でしょう。

開発元のウィッチビームはオーストラリアを拠点としていますが、青帯やオレンジ帯が存在するのは同地域ぐらいのはず。

実家を出たあとは部屋を家族が使っていたそうなので、そちらの持ち物かもしれません。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

これはフィリップ・K・ディック著の小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ですね。

ゲーム『サイバーパンク2077』をはじめ、未だにこすられる古典的名作なので、読んでおくのも悪くないかと思います。

アルテミス・ファウルシリーズ

アルテミス・ファウルシリーズ

こちらは児童文学のアルテミスファウルでしょうか。

SFとおとぎ話を組み合わせた何でもアリの小説なんですが、日本での知名度はもうちょっとあっていい気がします。

ディズニーに映画化されるも、コロナで劇場公開が流れたのが痛かったですね。

ゲームパッケージ(3DS)

主人公は3DS本体を購入したのでソフトも増えました。

この頃はWii Uよりも3DSの方が盛り上がっていましたね。

ラバライト

ラバライト

インテリアといえばこれ、というほど知名度の高いラバライトです。

Switch『あつまれ どうぶつの森』にもかなりの種類があった記憶。

制酸薬

制酸薬

これは制酸薬です。

彼氏と別れて、ストレスから胃の調子がおかしくなった感じでしょうか。

コットンボール

コットンボール

直接指でコットンに触れないように、ピンセットでつまんで取り出すアレです。

こういう詰められ方をすると、個人的には美容用途よりも保健室を思い出してしまうかな…と思ったり。

 

2013年(再び一人暮らし)

写真(2013年版)

写真(2013年版)

数年ぶりに1人暮らしをはじめて、久々にルームメイトと会ってきた模様。

あのときの同居人は一生の友達になりました。

DVDパッケージ(2013年版)

今まで持っていたDVDは捨てることなく全て所有。

  • ゴーストワールド
  • ドニー・ダーコ
  • ブロークバックマウンテン
  • マトリックス
  • パンズラビリンス
  • カールじいさんと空飛ぶ家
  • アバター

ホビット 思いがけない冒険

今回は「ホビット 思いがけない冒険」が追加されました。

途中までデルトロ監督が参加していたとは、最近知ったクチです。

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エッグタイマー

エッグタイマー

これは卵型のタイマーです。

日本だと半熟、固ゆでを計れる時計としてダイソーに売ってますね。

フレンチプレス

フレンチプレス

これはフレンチプレスです。

日本だと紅茶に使われてるイメージですね。

はじめてこれを喫茶店で出されたとき、どうしていいか分からなかった人もいるんじゃないでしょうか。

ハムサ

ハムサ

ユダヤ教徒が愛用しているお守りです。

インディーゲーム『ゆめにっき』にも出てきたので、なんとなく知っている人もいたかもしれません。

子供部屋のドレイドルに引き続き、主人公の出自がユダヤ系であることを示唆するアイテムとなってます。

メノラー

menorah

ユダヤ教のお祭り「ハヌカ」に使われる燭台です。

ゲーム『真・女神転生III』でもコレクションアイテムとして登場するので、存在だけは知っていたという人もいるのではないでしょうか。

以前はGoogleで検索をかけると”灯火を消す”というミニゲームが遊べたのですが、現在は終了しているみたいです。

ニュートンのゆりかご

ニュートンのゆりかご

両サイドの玉が延々とカッチカッチ跳ねるアレです。

個人的なことで恐縮なんですが、延々と見てられるぐらい楽しいオブジェクトですね。

旅行のお土産(置物)

今まで買っていたお土産はそのまま所持。

  • ダブルデッカー(2階建てバス)
  • エッフェル塔
  • ピサの斜塔

旅行のお土産(置物)

今回は判断が難しいんですが、アメリカのミシガン州に現存する最古の風車を見てきた説を推しておきます。

ストレスボール

ストレスボール

イライラしたときに握ると良いといわれる玩具です。

普段、鉛筆の頭をかじるような人は握ってみるといいんじゃないでしょうか。

ゲームパッケージ(2013年版)

WiiとGCは互換があるということで、大半のゲームを持ち越しています。

今は3DSのゲームにもハマっているみたいですね。

 

Wii Sports

新規追加タイトルはWiiスポーツですね。

さすがにこのパッケージをドットで再現するのは難しそうです。

 

2015年(新しいパートナーの女性と同棲)

今度は主人公が引っ越しを受け入れる側になります。

つまり、荷解きをするのは相手側の荷物ということになりますね。

こっそり家主側(主人公)のアイテムが増えていることにも注目。

写真(2015年版)

写真(2015年版)

左は主人公とパートナーが映っている写真。

そして右側は主人公カップルと元ルームメイト、計4人で撮っている写真がありますね。

かけがえのない友達に大切なパートナーを紹介した感じでしょうか。

Blu-rayパッケージ

時代も進み、所有しているメディアもBlu-rayへと変貌を遂げました。

このラインナップを見る限り、パートナーと趣味はよく合う気がします。

これだけサブカルの素養がある人と対等に話せるのは楽しいでしょうね。

今度は家が広いのでパートナーの荷物もたくさん持ち込めます。

ゲームパッケージ(2015年版)

残りのパッケージは『スーパーマリオギャラクシー 2』だと思うのですが、決定打に欠けるデザインなので保留にしておきます。

主人公は1年に1~2本のペースでソフトを買うみたいなので、こちらからすると健全な人だ…って思ってしまいますね。

Ticket Stub Shadow Box

SHADOW BOX IN MOVIE TICKET

普段から映画にめちゃくちゃ行く人は、チケットの半券をボックスに入れて保管するという風習があります。

ちょっとドット絵だと分かりづらくなるので、1点ものを大事に飾っているようにしているのかもしれません。

ディッシュラック(皿立て)

ディッシュラック(皿立て)

画像はお皿立てです。

上の段には洗ったばかりの皿を置き、下の段にはコップをひっくり返しておきます。

そうすることで水の切れがよくなるわけですね。

チーズグレーター

チーズグレーター

これは通称チーズおろしです。

棒のタイプのものならそこそこ見たことある人もいるんじゃないでしょうか。

AIUEOのマグネット

あいうえお

冷蔵庫にAIUEOのマグネットが追加されていることが分かります。

少なくともa.i.u.e.oを含む、母音がある言語を喋る人がパートナーということでしょうか。

タイに関わるアイテム

タイに関わるアイテム

魚の蒸し器、ナンプラー、タイの寺院、象のお土産、虎のおもちゃ、蛇の像、線香、米酢、花の石鹸など。

パートナーはタイ出身の人である可能性が高いですね。

お香立て(インセンスホルダー)

お香立て(インセンスホルダー)

これはお香立てです。

ドット絵だとなんとなく定規や温度計にも見えますね。

プランター

お香立て(インセンスホルダー)

確認できたのは

  • ミニサボテン
  • ポトス
  • エケベリア
  • ハーブ
  • フチベニベンケイ(カネノナルキ)
  • フィロデンドロン
  • サンセベリア

など。

旅行のお土産(置物)

  • ダブルデッカー
  • エッフェル塔
  • ピサの斜塔
  • ホランド州の風車

Röd stuga vid sjö, södra Sverige

今までの物に加えて、今度はストックホルムの赤い小屋が追加されてます。

つまり、主人公はスウェーデン南部へ観光に行っていたということですね。

ちなみにこれは開発者が「Stugan」という出資プロジェクトで開発資金を出してもらったこともあり、Stugan = ストックホルムの小屋というダブルミーニングにもなってます。

風呂場のマットと杖

風呂場のマットと杖

バスルームに転倒防止用のマットが敷いてあります。

2013年頃から入り口に杖が置いてありますが、これは主人公が重度の障害を負ってしまったのでしょう。

考えられるのは趣味のクライミングなどありますが、原因は最後まで明かされることはありません。

ウォーキートーキーの使い道

ウォーキートーキーの使い道

荷物にはウォーキートーキー(小型トランシーバー)が追加されてます。

これは手を使わずとも会話できるというのもありますし、主人公の面倒を見るために導入したのでしょうか。

 

ホワイトボード

パートナーが持ち込んだBlu-rayの中にはゴジラが2本ありました。

主人公と鑑賞したら、ホワイトボードに描くほど作品を気に入ったみたいですね。

 

2018年(赤ちゃんが誕生)

写真(2018年版)

写真(2018年版)

2015年の写真に加えて、主人公とパートナーがキスをしているシーンが追加。

旅行のお土産(置物)

旅行のお土産(置物)

置物の最後はタイの象が追加されました。

つまり、パートナーの地元へ旅行にいったということですね。

子供の接し方など、あらゆる悩みに答えてくれる名著だそうです。

アメリカでは毎年ベスト100に入るほどのベストセラー作品なんだとか。

主人公は女性同士のカップルですが、養子縁組を選んだのか、それとも人工授精を選んだのかについては明かされていません。

ゲームパッケージ(2018年版)

もう片方のソフトはおそらく「マリオパーティ」ですが、確証がないので参考程度に思っておいてください。

体感ゲーム『JUST DANCE』はWiiの顧客と相性が良かったようで、なんと新作が2019年(ver2020)まで販売されていました。

絵本作家としてデビュー

絵本作家としてデビュー

主人公は大怪我を負って働けなくなりましたが、代わりにぬいぐるみを題材にした絵本で賞を受賞しています。

現在は「ぶたさんの絵本でおなじみのオフィスだよ」と名刺も発行しているみたいですね。

 

作中の小ネタなど

逆チャレンジ「ダークスター」の発動条件

逆チャレンジ「ダークスターモード」の発動条件

そのステージであえて「全て間違った場所にアイテムを置く」と画面右下にダークスターが出現。

 

逆チャレンジ「ダークスターモード」の発動条件

そのままステージクリアしてしまうと、アルバムのコメントも投げやりなものになります。

今まで整理整頓を頑張ったわけですが、それを全て崩すという勇気が求められますね。

エンディングは変わりませんけど、いつも違ったBGMが聴けるので試してみる価値はあるでしょう。

こちらは「制限なしモード」では発動しないので注意してください。

飼ってたクワガタは〇んだけどデザインとしては生きてる

飼ってたカブトムシは死んだけどデザインとしては生きてる

ルームメイトの影響で飼い始めたクワガタですが、その終盤には姿を消しています。

おそらく寿命を迎えてしまったのと思うのですが、デザイン画として心の中で生きているのを見かけることができますね。

ホワイトボードには主人公の好きなものが描写される

ホワイトボードには主人公の好きなものが描写される

2010年には彼氏の絵、2013年にはウクレレ、2015年にはシンゴジラ、2018年にはファミリーの絵…といった感じ。

Windowsの起動速度から時代を感じることができる

Windowsの起動速度から時代を感じることができる

2004年の自室にて。

Windows XPの起動が遅いという妙なこだわりを見ることができます。

(本当に立ち上がるまで1分近くかかる)

今となってはSSDの導入やWindowsの進化により、デスクトップの起動時間も劇的に早くなりました。

しかしかつては1分以上かかっていたこともあり、PCの電源を入れてからトイレに行くという人もいたのではないでしょうか。

ちなみに2015年のオフィスではWindows 10が使われているためか、PCも爆速で起動するという様子が見られますね。

ゲームがそれぞれ起動している場面を見ることができる

Witch Sports

2013年のタイトルは「Witch Sports」

これは言わずもがな、Wii Sportsのパロディ。

 

ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド

2018年は『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』のパロディっぽいんですが、Wiiには発売されていないので何とも言えないんですよね。

荷造りに主人公の精神状態が現れている

子供時代はぐちゃぐちゃに段ボールに詰めてますし、追い詰められてる頃は風呂場に靴が入ってます。

2015年~2018年辺りは家族ができて精神的にも安定してるため、荷物にも変な部分はほぼありません。

音にこだわりがあり過ぎる

音にこだわりがあり過ぎる

例えば画像のお皿なんですが、1枚2枚3枚と重ねるたびに違う音がします。

非常に狂ってて こだわりがあって良い感じですね。

他にも木の床、鉄の床、マットなど数パターンの音が用意されているので、遊びながら散らかしてみてはいかがでしょうか。

 

今までのアイテムからストーリーまとめ

1997年(自分の部屋)12歳

主人公が初めて自分の部屋に引っ越す年代。

時代は1997年で、たまごっちやトロール人形など、90年代に流行ったおもちゃがたくさんあります。

ロンドンの赤い2階建てバスやぬいぐるみのコレクションなど、主人公が一生持ち運ぶお土産があり、ゲームボーイや画材など、芸術やビデオゲームへの興味も光っていますね。

またスポーツ(サッカー)も大会でトロフィーを取るほどの腕前を見せており、とても多趣味で活発な女の子だということが分かります。

一応、日記を書き始めてはいますが、次の年代には持ち越さなかったことから、三日坊主である可能性は否定できないでしょう。

今後、ぶたさんのぬいぐるみは主人公の心情を投影させたものだと認識していればOKです。

2004年(大学ひとり暮らし)19歳

2004年、主人公は初めて実家を離れて、大学のために専用バスルーム付きの寮に入ります。

もう妹と風呂をめぐって喧嘩する必要はなく、自分専用のキッチンで料理を覚えはじめてますね。

最初の段階は自炊を嫌がってましたが、後の年代では大人になったのか、楽しみながら食事の用意をしてることが分かります。

置き物はパリのエッフェル塔を新しいコレクションに加え、家族がまたヨーロッパ旅行に出かけたことを伺わせてますね。

色鉛筆セットやデッサン人形など新しい画材とともに、主人公は大きなCRTモニター付きの自分専用のパソコンを導入しました。

将来はデザインの才能が開花するわけですが、この時点で何か賞を取っている様子はなし。

2007年(バリスタに就職→ルームシェア)22歳

2007年、大学を卒業して学位を取得した主人公。

2人のルームメイトと一緒にアパートに引っ越しました。

  • 主人公 … オーストラリア出身
  • 同居人その1 … スカーフをかぶった女性。インドネシア出身。オレンジ色が大好き
  • 同居人その2 … 髭もじゃの男性。ニュージーランド出身。緑色が大好き

新しいルームメイトはテーブルトークRPGをプレイしているグループでもあり、コスプレのヲタ活を共有している仲間でもありますね。

部屋に置いてあるものはそれぞれ個人が好きな色から、持ち主を判断することができます。

主人公はピサの斜塔のはじめ、新しい旅行へ行ってきました。

新しいニワトリのぬいぐるみやかわいいヒヨコの置物も集めてはじめています。

荷物から出てきたエプロン&帽子&シャツ2枚の制服は、主人公がバリスタの仕事に就いたことを示唆しているのでしょう。

そして密かにデザイナーとしてのスキルを伸ばすために、液タブで画材をグレードアップしてますね。

ちなみに同居人の女性がマネキンに着せている衣装はセーラーヴィーナスのものかもしれません。

2010年(彼氏と同棲)25歳

2010年は彼氏と同棲するターン。

主人公は彼のマンションに転がり込むことになります。

この時点で彼女はウクレレを弾き始め、新しいペットのクワガタを飼いはじめました。

彼女は任天堂ユーザーであり、彼氏はXboxユーザーです。

彼は散らかったブリーフを彼女に整理させるような男であり、この時点でプレイヤーは誰しもが「やめておけ」と思ったことでしょう。

制服を見る限り、主人公はまだバリスタの仕事を続けているようですね。

しかし、彼氏のマンションには彼女のためのスペースはあまりないようで、荷物を置くにはかなりの時間を要しました。

卒業証書を壁に貼るスペースもないし、自分自身の創作活動を確保する場所もありません。

キッチンでこっそりノートPCを開くのがやっとのレベルです。

悪いんだけど、このカップルは長く続きそうにないな…と思うプレイヤー一同なのでした。

2012年(彼氏と別れた後に実家へ戻る)27歳

主人公は彼氏と別れ、マンションを引き払った後、幼い頃に住んでいた実家に戻ります。

付き合っていた頃の写真を捨てずにとっているということは、まだまだ未練を引きずっていると思われますね。

ですが、さすがにコルクボードへ写真を貼るとエラーが起きるので、机の中にそっとしまっておくのがベストな対応となります。

無理やりボードに飾ってしまうと、彼氏の顔に画鋲をささるという仕掛けが発動しました。

ちなみに主人公のぬいぐるみは処分せずにほとんど存在しています。

子供の頃の古いポスターも再び見つけて飾ることができました。

主人公がいない間は両親が部屋を使っていたため、机の上にはミシンが置かれています。

ウクレレも本格的に上達したようで、ガイド本を買って更にテクニックを磨こうという意思が感じ取れますね。

アルバム「子供の頃に使っていた部屋が、今の自分にとっては狭く感じる」という一文が、なんとも哀愁を漂わせるワードとなっています。

2013年(再び一人暮らし)28歳

2013年、主人公は実家を飛び出し、新たなスタートを切りました。

今度は荷物を置くスペースが十分にあり、彼女は初めて自分の城を構えることができます。

ふたたび子供時代から復活した荷物も多いですね。

新しいお土産の風車は、彼女が家にいる間にオランダに旅行したことを示しています。

ぶたさんとアヒルちゃんのデザイン画はコルクボードに飾られ、プロジェクトのデザインやアイデアが膨らんでいってる様子がうかがえますね。

彼氏と別れ、傷も癒えたのか、昔のデザイナーとしての輝きが戻ってきたようです。

広い家に引っ越してきたのは大成功だったみたいですね。

アパートの棚には勲章が並び始めているみたいで、ガラスのトロフィーなどが見て取れます。

玄関に杖が置いてあるのが気になりますが、何が原因で歩行も困難な身体になってしまったのでしょうか。

2015年(新しい同棲生活)30歳

ここでプレイヤーは初めて主人公以外の荷物を配置することになります。

新しいパートナーは女性で、トラのぬいぐるみが主人公のブタさんに加わります。

もちろんぶたさんが主人公で、トラはパートナーを暗示しているわけです。

また、彼女は植物好きで、家のどの部屋にも鉢植えが置かれています。

主人公はデザイナーとして順調に成長して、オフィスにはいくつかの賞が飾られていることが分かります。

ちなみにテーブルにはメノラーが置いてあるので、主人公はユダヤ系がルーツである可能性が高いですね。

持ち込まれたものはタイの文化に関係したものが多いので、パートナーはタイ出身の女性なのでしょう。

冷蔵庫には母音「AIUEO(あいうえお)」のマグネットが貼ってあります。

ちなみに同居する女性もサブカルが好きということで、その辺は主人公と趣味が合いそうな感じもあります。

2018年(新居で赤ちゃんを迎える)33歳

主人公はプロのデザイナーとして成功をおさめ、数年間一緒に過ごしてきたぬいぐるみにインスパイアされた絵本を出版しています。

今度は赤ちゃんをむかえる予定で、今回は子供部屋の荷解きもあり。

同性のカップルなので養子縁組か人工授精のどちらかと思われますが、最後までそれは明かされませんでした。

最後は幸せそうな二人が赤ちゃんと一緒に庭へ座り、主人公がウクレレを弾きながら物語は終了となります。

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あとがき

本作は”パズルゲーム”と名乗っているのはガワだけに過ぎず、真の楽しみはゲーム中に登場する道具のみで境遇を推察することかと感じました。

ビジュアル面においても、オブジェクトを4方向から見るために4パターンのドット絵がそれぞれ用意されている点が素晴らしいですね。

意味もなく道具を持ち上げてぐるぐるぐるぐる回していました。

劇中にプレイステーションユーザーが出てこなくて、ちょっとだけ悲しかったです
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7 COMMENTS

クロサキ

かなめさんの考察とても面白かったです。
自分はここまで考えてプレイして無かったので、Blu-rayや本の元ネタや主人公が怪我をした事、職業の変化などストーリーがより理解できました。
かなめさんの考察記事がまた読むことができて嬉しいです。

返信する
かなめ

>クロサキさん
楽しんでもらえたというのが一番嬉しい感想です

>ここまで考えてプレイして無かった
ゲームは無心でやるエンタメだと思うので、こういうのは誰かに任せておけばいいです笑

主に新聞社から絶賛されたそうなので、芸術作品として捉えられてるのかな、という感じはありますね

>かなめさんの考察記事がまた読むことができて嬉しいです
ありがとうございます!
励みになります
ネタが多いゲームを見つけたら、またやろうかと考えております

返信する
アントン志賀

素晴らしすぎる考察記事!!!

「プレイ中に推測したストーリーは合っているのか?」
「クリアしてもよく分からないまま残った疑問点の答えは?」
という2つのモヤモヤがほぼ解決しました!

この記事を読んだ後に2周目をプレイすると
さらに濃厚なゲーム体験になりそうなので、またプレイしてきます!

この記事を書いていただいたことに感謝します。

返信する
かなめ

>アントン志賀さん
お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます
ゲームが非常に面白かったので、熱が冷めやらぬうちに急いで記事を作ってみました

>ストーリーの推測や疑問
やっぱり気になりますよね
公式も正解を出してませんし、意外とネットに考察記事も少ない気がしたので、プレイ後のもやもやを払拭する一助になれば…と

>2周目
ぜひぜひ
冷蔵庫に貼ってある写真とか、1周目はわけわかんないですけど、2周目からはクリアに見えてくると思います

熱い感想をもらって、こちらこそモチベーションが上がりました
コメントありがとうございます

返信する
プラチナ脳

つい先ほどクリアしてモヤモヤしてたところに辿り着きました。素晴らしい記事をいつもありがとうございます。

1つだけ疑問が残っていて、キッチンに置くことになる木製の枠?は何だったのでしょうか。
結構大きいサイズで、棚に収納しないとエラーになるし、、、

返信する
かなめ

>プラチナ脳さん
コメントありがとうございます
ゲームと記事で2度楽しめたなら、こちらとしても非常に嬉しいです

ストーリー1回目だと気づかない部分も多いので、2回目から味が出てくる作品だと思いました

>キッチンの木の枠
彼氏のマンションにあったアカシアのカッティングボード…ですか?
https://beauviewbbq.com.au/acacia-wood-grain-chopping-board-47-5x35x2-5cm/

まな板じゃなくてカッティングボードというチョイスが絶妙なシーンだと思います

返信する
名無しのゲーマー

プレイ中、何に使うのか分からないものも多数あったのですがこの記事のおかげですっきりしました。
これだけ小ネタを散りばめた制作サイドもそれに気づくかなめさんも天晴です。
ありがとうございました。

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