ゲーム&トロコン概要 | |
プラチナ達成時間 | 約6分 |
値段 | |
難易度 | 1.2 / 5段階中 |
時限要素 | なし |
備考 | 異変を全て発見するまでは終わらない |
PSストアリンク | The Street 10 |
- Index -
- 異変ブームに乗っかってそれなりに売れてしまった8番出口ライク『The Street 10』(10番街)概要
- 操作説明
- 事前知識
- トロフィーコンプリートの流れ
- ゲーム開始からトロフィーコンプリートまでを解説
- Twisted Cycles(Survived a ghostly ride on the anomalous bicycles.)
- Red Means Dread(Encountered the spectral traffic light haunting the crossroads.)
- Signs of Fear(Followed the trail of ominous road signs to an unknown fate.)
- Marked Path(Uncovered the cursed symbols etched on the city streets.)
- Vending Vendetta(Dared to purchase from the possessed drink machines.)
- Monstrous Heads(Collected the heads of the urban legends that stalk the night.)
- Poles Apart(Escaped the electrified grasp of the sentient poles and wires.)
- Crosswalk of the Damned(Crossed the phantom-infested pedestrian lanes unscathed.)
- Neon Nightmares(Witnessed the otherworldly glow of the nocturnal signs.)
- Floral Fright(Harvested the doom-blooming flowers of the midnight garden.)
- Shadow Shogun(Outwitted the lurking low-statured specter of the alleyways.)
- Giant Ghost(Stared down the towering apparition without flinching.)
- Doppelganger Duel(Encountered and evaded the deadly double from another realm.)
- Bald Banshee(Heard the silent scream of the hairless haunt.)
- The Watcher’s Eye(Caught the gaze of the ever-observing entity.)
- Silvery Shadows(Discovered the secrets of the ancient, silver-haired phantom.)
- Wandering Wraith(Unraveled the route of the aimless wanderer of the night.)
- Long-Armed Lurker(Eluded the grasp of the creature with unnaturally extended limbs.)
- Tongue-Tied Terror(Provoked the silent mockery of a tongue-showing specter.)
- Crosswalk Conundrum(Solved the riddle of the excessively many pedestrian crossings.)
- Anomaly Archivist(Find the exit from street 10.)
- Keeper of the Unknown(Unveiled all the hidden horrors, becoming the master curator of the macabre mysteries.)
- あとがき
異変ブームに乗っかってそれなりに売れてしまった8番出口ライク『The Street 10』(10番街)概要
アセット1を少しアレンジして、ぎりぎり駄ゲー判定を逃れるメーカーことRANDOMSPIN-GAMES。
同社が2024年1月末日に販売したのが、この”8番出口”ライクなソフト『The Street 10』になります。
8番出口とは?
個人開発のウォーキングシミュレーター。
プレイヤーは駅の構内を模した地下通路に閉じ込められた状況の中、0番をスタート地点として「8番出口」を目指して進んでいく。
「いつもと違う点(異変)を見つけたら引き返す」という分かりやすいゲーム性が受けて、ゲーム実況者から一般層を巻き込んで大ヒットを記録した。
本家『8番出口』は大手企業からパロディCMも作られるぐらい一般認知度の高いゲームとなりました。
今回のケースは現代ならではの売れ方をした作品ということもあり
- 家庭用ゲーム機ではなく、インディー(PCソフト)発の大ヒットとなった
- 一般ユーザーは8番出口がまともに動くPCすら持っておらず、ほぼ視聴専門であったにも関わらず口コミにより話題となった
以上の様々なハンデを覆してゲームの認知度を上げていきました。
しかし、いうなれば「ソフトは知ってるけど実査にやったことはない」人が圧倒的多数を占めるわけです。
いずれ普通の人がプレイできるように家庭用ゲーム機へ移植されることは明白ですから、それまでに似たようなものを出して荒稼ぎしたい…という思惑を持ったメーカーが現れても不思議ではないでしょう。
それで
- 2023年11月29日 → 『8番出口』リリース
- 2024年1月22日 → 『The Street 10』リリース
本作『The Street 10』は本家販売からおよそ2ヶ月を切るスピードで制作が完了するという節操の無さで…。
笑い飛ばそうにも、案外まともな作品であるということ
もちろん制作スピードが早いという裏には、アセットがごりごりに使われているという事情もあるでしょう。
また、本作は8番出口に比べてオブジェクトがごちゃごちゃして異変を見つけにくいという欠点もありますね。
ただし、異変を見つけられず興ざめするようなバランスにはなってませんし、どれも正解が分かれば納得できるぐらいのラインには仕上がってます。
そもそも8番出口系のゲームは細かすぎる異変を置いても盛り上がりませんし、案外バランス調整が重要なタイトルだったりします。
2ヶ月に満たない制作期間で作った割に、案外まともだったな…という感想が残りました。
本作『The Street 10』はPS5、PS4、Switch、Steamにて配信中。
(PS4/PS5のクロスバイには対応してないので注意)
トロフィーのリージョンは
- PS4版 … 北米 / 欧州 / アジア / 日本
- PS5版 … 日本 / 日本以外?
と分かれているので、好きなバージョンをプレイしてください。
操作説明
ボタン配置 | |
Lスティック | 移動 |
Rスティック | カメラ |
○ボタン | キャンセル |
×ボタン | 決定 |
L1・R1ボタン | 押しながら移動でダッシュ |
OPTIONSボタン | ポーズ |
事前知識
本家は8周で終わりだが、こちらは10周する必要がある
名は体を表すということで、8番出口は同じ場所を8周する必要がありましたが、こちらはThe Street10だけに10周必須というシステムになってます。
そして、異変を感じたら即座に引き返すというルールはどちらも同じですね。
異変を全て(20箇所)見つければトロフィーコンプリートとなる
せっかく苦労して10番街を脱出しても、手元にはトロフィーが1個残るだけです。
むしろ全パターンの異変を確認したらトロコンとなるため、クリアよりも街の観察を優先して行動するようにしてください。
まじめにやるのが面倒ならば、ひたすら引き返すだけのプレイに徹してもよい(攻略動画あり)
このゲームは異変を目視してフラグが立つのではなく、引き返して画面が切り替われば成功という判定が取られています。
つまり、ただひたすら引き返しまくったら、異変を目にしなくてもトロコンできる…ということなんですね。
ゲームスタートと同時にわずかに進み、あとはR1ボタンを押しながら後ろに向かって走る
最初はスタート地点から画像の場所まで進み、あとはただひたすら後ろに向かって延々と走ってください。
なぜかゴール判定まで一瞬で持っていけるので、あとは本当に異変がランダムに発生するまで引き返すようなプレイになります。
一度クリアしたならば、あとは再び曲がり角まで走る → 戻るの繰り返しをやってみてください。
詳しくは攻略動画【YouTube】を参照のこと。
まともに異変を探すなら約1時間ほどで完了、そして最速トロコンを狙うならば約5分~10分で終わると考えておけば問題ないでしょう。
トロフィーコンプリートの流れ
- 一度はThe Street 10(10番街)を脱出する
- 異変を20パターンコンプリート
- トロコン
厄介なのは一回のプレイで異変が重複して出現するパターンがあるため、毎回フラットな気持ちで臨むようにしてください。
ゲーム開始からトロフィーコンプリートまでを解説
ゲームスタート。
一応、OPTIONSボタンを押すとカメラの反応速度を変えることができますが、そのまま何もいじらずにプレイを続けても構いません。
また「IHENBAN(異変板?)」はリーダーボードとなっているので、余裕があればタイムアタックに挑戦してみるのもいいでしょう。
どうでも良い知識一覧
- オブジェクトがぷるぷる震えることがあるが、それは異変に含めない
- トロフィーのアイコン画像はおそらくAIに出力させたもの
- おじさんが曲がり角の向こう側から歩いてくるのは本家のオマージュ
- 本作はおじさんに関する異変だけでゲーム内容の約45%を占める
- 最初の1周目は正常なパターンを見せるため何も異変が起きないが、リスタート後の1周目からは変化が発生するようになる
- スタート地点より後ろの白線には異変が発生しない
- 異変は重複して発生することがある
Twisted Cycles(Survived a ghostly ride on the anomalous bicycles.)
【異変その1】カフェの前にテーブルが置いてあるのですが、その上に小さい自転車が4台乗っかっています。
Red Means Dread(Encountered the spectral traffic light haunting the crossroads.)
【異変その2】街の信号機が赤色ではなく白黒に入れ替わってます。
どれを見てもツートンカラーになっているので、割と見つけるのは容易なはず。
Signs of Fear(Followed the trail of ominous road signs to an unknown fate.)
【異変その3】街中の標識が全て怖いデザインのものに入れ替わっています。
とりあえず、どれかひとつだけ確認すればOKですね。
Marked Path(Uncovered the cursed symbols etched on the city streets.)
【異変その4】道路に印字されている自転車ナビマーク。
よく見ると怖い顔が付け足されています。
ちょっと気を抜くと見逃してしまう異変かもしれません。
Vending Vendetta(Dared to purchase from the possessed drink machines.)
【異変その5】自販機が逆さまになっている異変です。
道路に設置してあるものは全てひっくり返っているため、どれかひとつだけ確認すればいいでしょう。
Monstrous Heads(Collected the heads of the urban legends that stalk the night.)
【異変その6】物影から巨大な頭が覗いているという異変。
最初はトラックの影に隠れてますが、こちらが発見すると今度は様々な場所に移動するようになります。
- アラビア語の看板が出る店に前向き駐車しているトラックの影
- スタート地点、左側の建物の2階
- 最後の右に曲がる前のトラックの奥、すし政の奥
目が合うたびに逃げようとするので、参考画像のすし政の奥が一番確認しやすいんじゃないかと思います。
ちょっと見づらいという人はモニターの明るさを上げておくといいかもしれません。
Poles Apart(Escaped the electrified grasp of the sentient poles and wires.)
【異変その7】10番街の電柱が何本か抜けてしまっています。
一番わかり易いのが最初に曲がったところにすぐある「高価買取」の店ですね。
ここは入口のドアの前にある電柱がなければ異変確定です。
Crosswalk of the Damned(Crossed the phantom-infested pedestrian lanes unscathed.)
【異変その8】道路に横断歩道のマークが大量に増えてます。
よく見ると地面から右側の建物の壁までラインが引いてあるので、こちらが走っていても気づきやすい異変かとは思います。
Neon Nightmares(Witnessed the otherworldly glow of the nocturnal signs.)
【異変その9】車庫にトラックが前向き駐車している店。
看板をよく見るとデザインがアラビア語に入れ替わっています。
この異変は店先の1箇所だけなので注意してください。
Floral Fright(Harvested the doom-blooming flowers of the midnight garden.)
【異変その10】花壇をよく見ると怖い顔が複数浮き上がっているのが見えます。
どこの植木鉢でも異変が確認できるため、気付いた時点で引き返すようにしてください。
Shadow Shogun(Outwitted the lurking low-statured specter of the alleyways.)
【異変その11】道路の向こう側から歩いてくるおじさんが小さいです。
画像だと判別がつかないかもしれませんが、実際は近づくとすぐに違和感に気づきます。
Giant Ghost(Stared down the towering apparition without flinching.)
【異変その12】道路の向こう側から歩いてくるおじさんが大きいです。
今度は割と遠くからでも異変に気づくレベルの背丈ですね。
Doppelganger Duel(Encountered and evaded the deadly double from another realm.)
【異変その13】道路の向こうからおじさんがダブルで歩いてきます。
なんか、おじさんの異変で尺を稼がれてる感じがしてきました。
Bald Banshee(Heard the silent scream of the hairless haunt.)
【異変その14】道路の向こう側から歩いてくるおじさんの頭が赤いです。
いわゆる、見つけやすい異変のボーナスチャンス到来というやつですね。
The Watcher’s Eye(Caught the gaze of the ever-observing entity.)
【異変その15】今度はおじさん自体に異変はないのですが、横に回り込むとこちらを睨んできます。
「はいはい、おじさんおじさん」とか思ってると見逃しやすい異変かもしれません。
Silvery Shadows(Discovered the secrets of the ancient, silver-haired phantom.)
【異変その16】よく見なくても分かるレベルの白髪おじさんが向こうから歩いてきます。
そろそろ開発者のネタ切れが見え隠れs
Wandering Wraith(Unraveled the route of the aimless wanderer of the night.)
【異変その17】おじさんが道路の向こう側からジグザグに歩いてきます。
左車線、右車線、そして左車線…と頻繁に位置を変えてたら、ほぼ確で異変になりますね。
Long-Armed Lurker(Eluded the grasp of the creature with unnaturally extended limbs.)
【異変その18】道路の向こうから歩いてくるおじさんの上半身と下半身のバランスがおかしかったら異変確定です。
今までの変化と比べるとちょっと分かりづらいため、腕と下半身をじっくり見比べて異変を見抜くようにしましょう。
Tongue-Tied Terror(Provoked the silent mockery of a tongue-showing specter.)
【異変その19】道の向こうからおじさんが舌を出して歩いてくると異変確定です。
これは確かに別の意味で怖いですが、こちらが期待してるホラー感とはいささか違うような気がしてきました。
Crosswalk Conundrum(Solved the riddle of the excessively many pedestrian crossings.)
【異変その20】ガラスの中に横断歩道が映り込んでいると異変確定。
主に「高価買取の店」「カフェ」で店内を覗き込んでみるといいでしょう。
Anomaly Archivist(Find the exit from street 10.)
10番街からの脱出に成功するとトロフィー獲得。
これが何気に一番取得率が高い実績ということで、ちょっと笑ってしまいました。
異変から抜け出すことはそんなに難しくないという脱出ゲーム。
あとがき
セールで160円ぐらいですし、割と8番出口ライクゲーとしては値段とクォリティのバランスが取れてたかな、という感じがしますね。
本当の悪はThe Street10のようなソフトではなく、高値で何の面白みもない『9番出口(PSストア)』みたいなタイトルですから…。