ブルーレイディスクのバックアップが気軽にできるソフト『Leawo Blu-rayコピー』を使ってみました

Blu-rayディスクが簡単にバックアップできるWin/Macの両対応ソフト『Leawo Blu-rayコピー』のレビュー記事です。

（正確には「Leawo Prof. Media」という総合アプリに格納された一機能という位置づけ）

本製品はせっかく買ったBlu-rayディスクを傷つけたくない、あるいはHDDにデータを残していつでも視聴できるようにしたいなど、光学メディアに関する悩みを全て解決してくれるマルチ変換ソフトになります。

そもそもBlu-rayディスクはDVDよりも値段が高く、アニメやドラマのボックスを買った日には数万円のお給料がその場で飛んでいってしまいます。

特に人気作でも円盤¹は限定生産ということが多いため、一回だけ開封したらあとは綺麗に保管しておきたい…と思うのがファンの心理でしょう。

他にもBlu-rayに焼いた動画をリッピングしたいなど、普段生活をしている中で、光学メディアに関するパーフェクトなツールがほしい…と思うのは自然の流れなのではないでしょうか。

本稿ではとりあえず“Leawo Blu-rayコピー”は使いやすいのか？そして肝心のディスクに関する機能はどうなのか？ということに重点を置いてレビューしてみました。

今回レビューに使用したソフトのバージョンは“Prof. Media v13.0.0.3”です。

そもそも市場に無料のBlu-rayディスクコピーソフトが存在しないのは何故なのか

Blu-rayディスクにはAdvanced Access Content System（AACS）というコピーガード技術が搭載されています。

これは動画、物理メディア、プレイヤーのそれぞれに暗号化が施されているという技術であり、起動のための暗号キーも次々と変化していくという仕組みでもあるのですね。

（旧世代のゲーム機であるPlayStation 3も含め、年に1回はBlu-rayプレイヤーをネットに繋ぐ必要がある）

だから、下位の規格であるDVDはコピーソフトの更新が必要なかったのですが、次世代のBlu-rayは毎年再生環境が切り替わっていくため、こちらもずっとコピーソフトの更新が必要となる（= 延々と開発費がかかる）…というわけなんです。

今まではDVDの無料コピーソフトが存在したんだから、Blu-rayディスクだって無償で複製させてよ…と考える人がいるかもしれません。

しかし、人は延々と無償で働けないように、ずっと無料で更新し続けるBlu-rayコピーソフトなんて市場に存在しないぜ…というのが分かっていただけたでしょうか。

Blu-rayにAACSが搭載されている場合、Cinaviaの発動はほとんどない

Blu-rayには先ほど紹介したAACSというコピーガード技術があるのですが、他にはCinaviaという高度な著作権侵害対策技術も存在しています。

これは音声トラックに人間が聴き取れないレベルで著作情報を埋め込むという電子透かしであり、画面の直撮りにも発動するという凄まじいレベルのコピーガードなんですね。

ただし、普通にBlu-rayを視聴している人が引っかかるぐらい誤爆も多いため、まず発動するケースは極めて低い…と言えるでしょう。

つまり、普段はAACSさえなんとかなれば、Cinaviaはさほど気にしなくてもいいかな、という感じです。

どうしても不安な人は、Leawo Blu-rayコピーと一緒にCinavia除去もセットで購入するといいでしょう。

『Leawo Blu-rayコピー』の使用方法

Leawo Blu-rayコピー公式

まずはLeawo Blu-rayコピーの公式サイトに飛んで、画面中央のダウンロードをクリック。

続いて「ltmcp_setup.exe」の保存が終わったら、ダブルクリックしてPCにインストールを開始します。

いつものCドライブ以外に導入したい場合、カスタムインストールから別のフォルダを選ぶとよいでしょう。

そして画面右上の鍵マークをクリックして、購入したコードをコピペしてください。

これでLeawo Blu-rayコピー使用前の準備は全て完了になります。

次にBlu-rayディスクをドライブに挿入して、Leawo Blu-rayコピー（Prof.Media）を起動。

画面左の「Blu-rayコピー」のアイコンをクリック後、Blu-rayドライブのアイコンをそのままドラッグ＆ドロップ（引っ張って）してください。

リージョンは当然「A」を選択。

そして一瞬でディスクのスキャンが終わって、以下のモードを選べるようになります。

• ディスクを丸ごとコピーする（フルムービー）
• 本編映像のみコピーする（メインムービー）
• 特定のチャプターだけコピーする（カスタムモード）

更に、Blu-ray2層対応ドライブを持ってない人のために、以下の圧縮技術もそれぞれ選択可能となります。

• BD-50（Blu-rayディスク片面2層50GB）
• BD-25（Blu-rayディスク片面1層25GB）
• DVD-9（DVD片面2層9GB）
• DVD-5（DVD片面1層5GB）

普通にBlu-rayをHDDへ吸い出すと、コピーガードを除去した状態で保存が可能となるため、あとはフリーソフトでも映像のリッピングができるようになります。

ちょっと時間がかかるかもしれませんが、劣化無しで吸い出した後に自分で納得のできる設定でリッピングするといい感じですね。

『Leawo Blu-rayコピー』を使ってみた感想

簡単に迷うことなくBlu-rayディスクを吸い出すことができました。

ソフト自体も動作が軽くて安定していますし、特にUIが秀逸で非常に使いやすい。

とりあえず初期設定でも十分な機能を発揮してくれます。

よくBlu-rayのことがわからない人はオールインワンパックを買えばいいと思いますし、基本的な知識を有している人は『Leawo Blu-rayコピー』1本だけ導入しておけば万事問題ないかと思います。

『Leawo Blu-rayコピー』の価格は？

Leawo Blu-rayコピー価格表

• 年間ライセンスが5,550円
• 永続ライセンスが12,340円
• DVD吸い出し機能も込みで27140 → 16,288円

ここのおすすめは公式サイトにもある通り、真ん中の永続ライセンスを購入するのがベターだと思います。

例えば1年で切れるライセンスを買ってももったいないですし、今度は右側のフルモジュールを買っても市場には他に代用品があります。

ライセンスの更新/延長、第二回とその以降のご購入は割引が適用されます。詳細は弊社お問い合わせ窓口までご連絡ください。

ちなみに購入ページによると「2回目以降の購入でディスカウントを受けつけている」とのことなので、気軽にメールから相談してみてはいかがでしょうか。

あとがき

延々と暗号キーがアップデートされるBlu-rayには、こちらも永続的にアップデートされるバックアップソフトウェアが必要となります。

つまりお金を出した以上、途中で使えなくなるソフトは困りますし、ここは実績のあるLeawoを選んでおくのが安心なのではないでしょうか。

1. 物理メディアのこと