ゲーム&トロコン概要 | |
プラチナ達成時間 | 約5時間(現在は2~3時間で可能) |
値段 | 1,100円(PS Plusプレミアム) |
難易度 | 1.9 / 5段階中 |
時限要素 | なし |
備考 | 巻き戻しがあって丁度いいゲーム |
PSストアリンク | I.Q インテリジェントキューブ |
- Index -
『I.Q インテリジェントキューブ』(KURUSHI)概要
シュガーアンドロケッツ開発、SCE販売の3Dアクションパズルゲーム。
1997年に発売された同名のソフトに、アップレンダリング機能とクイックセーブを搭載。
そして待望のトロフィーシステムを実装した作品です。
この時代のPS1といえば、異業種の人間が次々とゲーム開発に参入にした時期でもありました。
ゲームクリエイターってカッコいい!という風潮が出始めたのもこの頃です。
当時CMプランナーとして「湖池屋スコーン」「NECバザールでござーる」で有名な佐藤雅彦氏がプロデュースしたのが、この『インテリジェントキューブ』でした。
現在もピタゴラスイッチなどで活躍中のマルチクリエイターです。
音楽には数々のドラマ劇伴でおなじみの服部隆之氏を起用。
元々は佐藤雅彦氏がソニーに持ち込んだ企画だったのですが、社内でプレゼンするも世はコマンド式RPGが全盛の時代。
社員に鼻で笑われる結果となってしまいました。
そこで手を差し伸べたのがエピック・ソニー創始者の丸山茂雄氏だったというわけです。
現在は佐藤氏に今までで一番印象的な作品を聞くと、必ず「I.Q」と答えてくれるとのこと。
氏のリップサービスではなく、本作の成功体験がなかったピタゴラスイッチも生まれなかったかもしれません。
服部隆之氏が手掛ける荘厳な音楽
本作のBGMは今まで数々の作品を手掛けたことでおなじみの作曲家、服部隆之氏が手掛けています。
映像作品『HERO』『王様のレストラン』『半沢直樹』『下町ロケット』『真田丸』『機動戦艦ナデシコ』でも有名なクリエイターですね。
無機質な世界観と荘厳なオーケストラサウンドの親和性はとても高いのですが、正直どこかで聴いた感もあります。
ラストステージBGM「勇気と希望」より。
いかにも本作がリリースされた当時に流行ったドラマ「HERO」「王様のレストラン」「お金がない」辺りで使われてそうな曲ですね。
プランナーの佐藤氏からは”ワーグナーのように荘厳な曲にしてくれ”とオーダーがあったそうです。
「全世界の脳に送る」難しいパズルゲーム
人間が無機質な世界に放り込まれて、迫りくるキューブに押しつぶされそうになるという恐怖。
そして、人間が叫び声を上げながら落下していくゲームオーバー画面。
独特のビジュアルセンスがフックとなって、当時は75万本超の大ヒットを記録しました。
クリア後に算出される”知能指数(IQ)”を利用して、友達と数字を競うことも可能です。
しかし、本作は気軽に初心者がプレイできるほど甘いものではありませんでした。
「考える」と「動く」という行為を同時にこなすことができず、なすすべもなくやられてしまうからです。
斜め上からのビジュアルは迫力がありますが、キューブの位置関係がつかみづらいものがありました。
自分のようなゲームが上手くない人間にとっては「巻き戻し機能があってようやく完成した」といえるような作品です。
誤爆すると地面が崩れる(手数が減る)という仕様から、ミスがミスを誘発するという状況に追い込まれがちです。
アドバンテージゾーンを間違って爆破してしまい、黒キューブを大量に消してしまうというミスを犯すプレイヤーがほとんどでしょう。
ただしゲーム自体は一作目で完成されており、中毒性は非常に高いです。
慣れるまでが大変ですね。
ゲーム概要
PS5 & PS4のクロスバイ対応作品。
トロフィーのリージョンは全世界共通です。
操作説明
ボタン配置【PS5】 | |
Lスティック・十字キー | 移動 |
○ボタン | 決定、キューブ捕獲 |
×ボタン | キャンセル |
□ボタン | フォービドゥンキューブを流す |
△ボタン | アドバンテージゾーンの爆破 |
OPTIONSボタン | 巻き戻し、クイックセーブ |
タッチパッド | セレクトボタンとスタートボタン |
事前知識
ステージは数パターン用意されたものからランダムで出題されます。
つまり、攻略動画をトレースするという方法は使えず自力で解く必要がある。
黒キューブ(フォービドゥンキューブ)以外の立方体を消すとパーフェクト達成。
ただし画面右下のキューブゲージが残っていれば、多少は見逃してもラウンドクリアとみなされます。
全9ステージ × 4ラウンドの計36面に挑戦。
とりあえず、各ステージで最低1回はパーフェクトクリアを達成しましょう。1
理想は各ステージの序盤でパーフェクトクリアを達成。
足場を追加して手数を増やしつつ、そろそろきつくなってきたら多少のミスは流す…というやり方が一番楽にトロコンできるでしょう。
巻き戻し機能を使う
ゲーム中にOPTIONボタンを押すと、画面のような巻き戻し機能が発動します。
あとは十字キーの左右で選んで×ボタンを押すだけ。
PS5版の人は×ボタン決定と〇ボタン決定で混乱しないようにしましょう。
一時停止して答えを考えてもよい
ゲーム中にタッチパッドを押してポーズをかけると、キューブが全てグレー一色に変化します。
これは一時停止して考えるの防ぐための処置というわけですね。
しかし、OPTIONボタンを押して巻き戻し画面を呼び出せばこの通り。
色のついたキューブをゆっくり眺めることができます。
「動きながら考えるより、落ち着いてやった方が得意」という人はこの作戦でいきましょう。
トロフィーコンプリートの流れ
- 巻き戻し機能を駆使してクリアを狙う
- 全9ステージ × 4ラウンドの計36面構成。つまり4回クリアするとステージが1つ上がる。各ステージ最低1回はパーフェクトを達成する
- トロコン
各ステージの序盤はなるべくパーフェクトを狙っていきましょう。
足場が増えてプレイにも余裕が生まれます。
序盤を頑張ったのなら、ステージ後半のラウンドは流してしまってOK。
とにかく早い段階で余裕を作っておくことが大切です。
攻略の心構え
プレイ動画
普通にトロコンまで繰り返しプレイするだけの動画です。
どんなゲームか知らない人だけ確認してください。
ゲームを始める
ゲームスタート。
ルールが分からなければ「RULE」を選んで予習してください。
オプションはキューブの回転速度を上げる設定しかないので、そのまま変更せずにスタートしてしまいましょう。
「1P」を選んで本編開始。
基本ルール
- ノーマルキューブ … 灰色の普通のキューブ
- フォービドゥンキューブ … 消してはいけない黒色のキューブ
- アドバンテージキューブ … 3 × 3マスを爆破してくれる緑色のキューブ
ルールは「黒いキューブ以外を全て消す」という一言に尽きます。
〇ボタンを押すと床が青色にマーキング。
もう一度〇ボタンを押すとその上に重なったキューブを捕獲することができます。
緑色のキューブを捕獲すると床にアドバンテージゾーンが展開。
△ボタンで3 × 3マスを爆破することができます。
まともに一個一個捕獲していくと時間が足りませんが、緑キューブの爆破を駆使して手数を減らしていくというのが主なテクニックになります。
△ボタンを押すとアドバンテージゾーンは全て爆破してしまうため、複数の緑キューブを捕獲している場合は注意。
一斉に起動させることにより、かなりの誤爆が発生してしまいます。
そうすると黒キューブ1個につき、フィールドが後ろから1行削除というペナルティが課されることに。
余計に追い込まれるという悪循環が待っています。
誤爆は巻き戻し機能を使ってなかったことにしましょう。
フィールドに黒キューブだけが残っている場合は、早送り機能(□ボタンを長押し)を使ってラウンドを終了させましょう。
画面表示の説明
画面左上の数字は、現在挑戦しているステージの数。
すぐ右隣りの青いバーは、今何ラウンド目かを表示しています。
この場合は4分の3ラウンドが終わったということです。
画面右上の赤い分数は各ラウンドごとに設定された規定の手数。
この場合は13手以内にクリアするとスコアボーナスがもらえるということ。
パーフェクトと規定の手数は関係がないので、その辺は気楽にやってください。
画面右下の白いバーはブロックメーター。
この場合は「キューブを5個まで見逃してもよい」ということになります。
各ステージの序盤はパーフェクトを狙ってメーター満タンを維持。
ラウンドの後半はゲームオーバーにならない程度にキューブをスルーするといいでしょう。
ステージセレクトの裏技は無意味
タイトルメニューから「RULE」を選んで、カーソルを「デモ3」に合わせます。
あとはL1 + L2 + R1 + R2ボタンを同時に押しながら〇ボタン。
これでFINALステージから始めることが可能になります。
だからといって、最後だけやればオールクリアとなるわけではありません。
素直に最初からプレイするようにしてください。
普通にプレイした方がよい
キューブが斜めに隣接している場合に限り、回転する瞬間を狙って、その間をすり抜けるという技があります。
またキューブに密着しながら短時間にマーキングと解除を繰り返すことで、2個消しができるという荒業もあります。
とりあえず今回はオールクリアと各ステージ1回パーフェクトだけを狙えばいいです。
無理しないようにしましょう。
だんだんと列が増えていく
ステージ3に突入すると、それまで4列だったキューブ構成が5列に変化します。
更にはステージ5の場合は6列、ステージ7だと7列に追加されていきます。
増えた瞬間の最初のラウンドが一番きついので、クイックセーブは忘れないようにしてください。
前に出過ぎないようにする
次のラウンドに移行する際、階段がせりあがってキューブが生成されていきます。
なるべくフィールドの前の方から始めると余裕が生まれるので、ぎりぎりまで詰めておきたくなる気持ちもわかります。
しかし、床がせりあがると同時にゴロゴロ転がされてしまい、スタート直後に圧死させられてしまう可能性が出る。
ちょっと様子を見ながら前に詰めるようにしてください。
FINALステージはガイドマークがOFFになる
今まではアドバンテージゾーンが▼マークで表示され、どこに何があるか把握できる状態になっていました。
単発の捕獲も▼マークで確認することができます。
FINALステージに挑戦している様子。
御覧の通り、マーキングされた床が全く分からないという状態になっています。
どこをマークしたか自分で覚えておく必要がある。
特にアドバンテージゾーンは誤爆しやすくなってます。
巻き戻しの際、どこに何を設置したか忘れないようにしましょう。
一網打尽(ステージ1でパーフェクトを達成する。)
ステージ1のどこかでパーフェクトを達成するとトロフィー獲得。
事前に発表されたトロフィーリストと名前が違いますね…。
今後は数字にひっかけた実績タイトルが延々と続いていきます。
クラシックゲームに凝ったトロフィー名を付けるのは、当時のユーザーをがっかりさせない応対でいいんじゃないでしょうか。
- 千里の道も一歩から(ステージ1をクリアする。)
- 一網打尽(ステージ1でパーフェクトを達成する。)
- 二兎を追う者は一兎をも得ず(ステージ2をクリアする。)
- 二足の草鞋を履く(ステージ2でパーフェクトを達成する。)
- 三度目の正直(ステージ3をクリアする。)
- 石の上にも三年(ステージ3でパーフェクトを達成する。)
- 四苦八苦(ステージ4をクリアする。)
- 四面楚歌(ステージ4でパーフェクトを達成する。)
- 五里霧中(ステージ5をクリアする。)
- 一寸の虫にも五分の魂(ステージ5でパーフェクトを達成する。)
- 一の裏は六(ステージ6をクリアする。)
- 五臓六腑に染み渡る(ステージ6でパーフェクトを達成する。)
- 無くて七癖(ステージ7をクリアする。)
- 七転び八起き(ステージ7でパーフェクトを達成する。)
- 八方塞がり(ステージ8をクリアする。)
- 八方美人(ステージ8でパーフェクトを達成する。)
- 終わり良ければ全て良し
- 有終の美を飾る(ファイナルステージでパーフェクトを達成する。)
ローマは一日にして成らず(I.Q インテリジェントキューブの他のトロフィーを全て集める。)
あとがき
ひたすら巻き戻しを繰り返す。
プラチナトロフィーの獲得だけなら全部パーフェクト狙いで巻き戻す必要はないようです。
一面に一回パーフェクトを出しさえすれば後は落ちなければどんなガバガバプレイでも大丈夫です。途中で詰まないように最初の方だけ真剣に解いて最後の方のラウンドを捨てて前に出る感じが楽かと
>匿名さん
自分だけ異常に時間がかかった理由がようやくわかりました
全てパーフェクトを狙っていたから遅かったんですね…
前回の記事を参考にしてしまっていたら申し訳ありません
匿名さんの書き込みを引用しながら記事を加筆修正しました
この場を借りてお礼申し上げます
難しそうだったのでやるか迷ってましたが
記事を見ながら挑戦してプラチナトロフィー取ることができました
ありがとうございます
トロコンおめでとうございます
まさに「難しいけど巻き戻し機能あるから何とかなるよ」みたいな記事でした
匿名さんのトロコン報告は嬉しかったです
IQ,サルゲッチュ,みんなのGOLFの3つがクラシックカタログでおすすめですね。
どれも10時間前後でトロコンいけますよ。
なにより巻き戻しがストレスフリーです。
みんなのGOLFはこの中で取得率低めですが、ホールインワンとアルバトロスがトレーニングモードで風を微調整すれば比較的簡単に達成できます。
>radikopremium802さん
なるほど…
ちょうどサルゲッチュはプレイ中なのですが、みんGOLについてはノーマークでした
まさに風を調整する方法を解説したら喜んでもらえそうですね
ちょっと今後の更新ソフトにメモ