「バイオ」「サイコブレイク」の三上真司氏がTango Gameworksを退社を発表
『バイオハザード』シリーズ、『サイコブレイク』シリーズを手掛けたことで知られる三上真司氏がTango Gameworksを退社する意思を固めたとのことです。
ゲームメディアによる報道に答える形で公式Twitterアカウントが更新されました。
あくまでもせかされてフライング気味に発表しただけなので、現在はまだTango Gameworksに所属していることに注意してください。
— Tango Gameworks日本公式 (@tango_jpn) February 24, 2023
三上氏といえばカプコンでキャリアを開始し、バイオハザードシリーズを始めとして多くのタイトルを手がけてきたクリエイターです。
2004年には子会社のクローバースタジオを移籍、その後は自ら有限会社Straight Storyを起業したり、株式会社SEED(のちのプラチナゲームス)と個別に契約を結んでいました。
2010年には開発スタジオ・Tangoを設立し、同年には海外企業であるゼニマックス・メディア傘下に所属。
そのタイミングで現在のTango Gameworksとなったわけです。
雑感
バイオシリーズはもちろん、プロデュース力も高くてディノクライシス、逆転裁判などもチェックしながら「このまま出せるレベルか?」という判断も行っていました。
早い段階で後進の育成を掲げており、現在活躍中のプラチナゲームスの面々をはじめ、デザイナーの中村育美さんや、Hi-Fi Rushのジョン・ジョハナス氏も三上一門だと思っています。
カプコン辞めてゼロからスタジオを立ち上げ、大手ベセスダに加入するまで育て上げた偉業も成し遂げますね。
個人的にはゲーム史に残るレベルの偉人だと思っているのですが、その辺は海外ユーザーの方が分かってくれてるのかな…とは思います。
まだまだ老け込む年齢ではないはずですが、以前インタビュー動画の最後(YouTube)では「いいスキマを見つけてゲーム作りたい」と言ってました。
その考えが変わってなければ、まだまだ現場で良いゲーム作ってくれ…!と遠くから念を送ることぐらいしかできませんが、とりあえず動向を注意深く見守っておこうと思います。
あとがき
稀にしか表に出ない師匠の藤原得郎さんをはじめ、弟子の三上さんともども寡黙な印象があります。
Tango Gameworksで12年以上にわたりCEOを務めあげてどうもお疲れさまでした。