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『グランキングダム』2月28日販売終了。オンラインサービスも3月末日停止
※ 2022年3月30日追記
オンラインサービスは終了しました。
ここから先はゲーム販売終了が決まった当時の記事です。
スパイク・チュンソフト公式サイト
PSストア販売ページ
[blogcard url=”https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0365-CUSA01177_00-0000000000000000″]
PS4/Vita『グランキングダム』が2022年2月28日をもって販売終了となることが発表されました。
同日には追加DLCも販売停止となります。
そして3月28日にはオンラインサービスも終了。
パッケージが新品中古問わず市場に出回っているので、プレイ自体はなんら問題ないでしょう。
しかし追加DLCにしかない職業があり、またゲーム自体もソロオンラインRPGともいうべき内容になっています。
オンライントロフィー有。
ゲームとトロコンに興味がある人は早めに開始することをおすすめしておきます。
- 2月28日:PSストアでのソフト及びDLCの販売終了
- 3月27日:最終戦争イベント
- 3月28日:戦争発生なし(27日の戦争結果確認のみ可能)
- 3月29日:サーバ停止
『グランキングダム』ってどんなゲーム?
ジャンルはタクティカルRPG × SLG
ざっくりいうと『ヴァルキリープロファイル』や『ナムコクロスカプコン』のバトルシステムでSLGをやるというゲームです。
まずクエストを引き受け、すごろく盤のようなフィールドへ出発。
一歩動くと敵のシンボルも動くので、お互いがぶつかると戦闘開始となります。
クエスト目標を達成すると拠点に帰還となり報酬がもらえます。
戦闘を繰り返すよりもクエスト達成の方が遥かに経験値が多いので、ある程度アイテムを拾ったらゴールに直進することをおすすめします。
ストーリー性は薄め。
ゲームプレイの大半をキャラクター育成に費やすことになります。
主人公(プレイヤー)は傭兵団を率いる大将という扱い。
4カ国が戦争をしているという大陸に放り込まれるので、プレイヤーはどこに所属するかを決めることができます。
1~5戦ごとに加担する国を変更することができるので、そこまで悩む必要はありません。
デメリットもないのでどんどん育成したキャラを戦争に送り込むことを考えてください。
参加するには国と契約を結ばなければならないので、そこがオンライン接続必須というところですね。
PSP『グランナイツヒストリー』の精神的続編である
本作は2011年にPSPで販売されたファンタジーRPG『グランナイツヒストリー』の後継作にあたります。
ヴァニラウェアのスタッフだった出口智彦氏が独立。
株式会社モノクロを設立してスパイク・チュンソフトに企画を持ち込み、めでたく商品化が決定することとなりました。
以前のタイトルとは全くの別会社だけど、中核の開発スタッフはほぼ同じということですね。
BGMも同じベイシスケイプが担当。
前作とは
- ひたすらキャラを育成する
- 戦争イベントに育成したキャラを送り込む
- ソロでやるオンライン同期RPG
という点もほぼ同じ。
スマホとコンシューマを混ぜたようなゲームデザインが特徴の作品というわけです。
ところで、ここからは全くの余談なのですが
『グランキングダム』発売直後は国王グラディウスのおっぱいが大きいということで、ランドアース国に加担するユーザーが大勢いました。
今も契約人口は4割近いですね。
一方、前作『グランナイツヒストリー』では
ミューズ女王のおっぱいが大きい、ということで大半のユーザーがアヴァロン国と契約を交わしていました。
Twitterで「#おっぱい村」と検索をかけると当時の名残を垣間見ることができます。
戦争で争っている3カ国のハッシュタグは「#杉田帝国」「#おっぱい村」「#リア充王国」でした。
ユーザーも前作とあんまり変わんなかった。
参加人数が多いということは、初心者も多い=負け数も重なるということ。
ロクに統率も取れていなかったので、他国にボコボコにされることも多かったです。
オンライントロフィーという問題。そしてオフラインでやっても魅力が半減するという作品
何から先にやればいいのか
『グランキングダム』データ | |
トロコン難易度 | 5段階中 / 3.2 |
プレイタイム | 約120時間以上 |
公式サイト | https://www.spike-chunsoft.co.jp/gk/ |
PS4 / Vitaでトロフィーは共有。
ストーリーはレベル30ぐらいで終わります。
トロフィーを狙うなら、1人のキャラをレベル99にしてからが本当の戦い。
味方の平均レベルで敵の強さが決まるので、後から育成するキャラもまずは高レベルで引っ張った方がいいというわけです。
キャラクターを育成すれば誰でも勝てるという意味では、アクションゲームのトロコンに挑むときよりは絶望的ではないはず。
問題は非常に面倒な
- 【オンライン接続必須】団旗コレクター(60個の団旗を収集した)
- 【オンライン接続必須】スキルコンプリート(1ユニットに習得可能なスキルを全て覚えさせた!)
の2点。
戦争(オンラインイベント)は24時間周期で行われます。
参加後に町民に話しかけると、団旗が1枚もらえるという仕組み。
自分が作った傭兵団に装着して自軍のアイコンにすることができるというシロモノです。
潜入調査(シングルクエスト)でもらえる分を足しても全然60旗に足りません。
オンラインの戦闘で極稀にもらえることもありますが、基本的には全く期待しないほうがいいでしょう。
団旗入手を考えても、約1ヶ月以上のぶっ続けプレイはほぼ確定的ということ。
DLCで団旗も売ってますが、それはカウントに含まれません。
そしてスキルの問題。
「ショートサイト」という奥義書をもらうために、王に謁見する必要があります。
国に所属して戦争に参加する契約を結ぶ → 以降、500歩あるくごとに王と謁見すると報酬が発生。
低確率で奥義書をもらえる可能性が出てくる、ということです。
国と所属契約を結ぶにはオンラインに接続する必要があります。
また奥義書をもらえたところで、傭兵全員で全てのスキルを覚えてから一人のキャラに集約させるという作業が待っています。
難しいというよりも面倒。
海外版は団旗20枚でトロフィー獲得なんだそうです。
やっぱり面倒だから調整されたんでしょうね。
もっとも、日本以外はオンラインサービス終了してますが…。
オフラインでは作品の魅力が半減する問題
常時オンライン接続を前提としたゲームデザインになっているという点。
デイリーボーナスがあります。
戦争にどれだけ貢献したか自分のランキングも見れますし、店の売り物は戦況によって変わります。
攻め込む場所はオンライン投票によって決まりますし、自分の育成したキャラを貸し出してボーナスももらえます。
自分のフォロワー数も見れますし、タグつけて検索して貰うことも可能です。
シングルクエストですらオンラインに接続することで更新されます。
これはオンラインサービス終了 = 終わりのようなものでしょう。
DLCは『追加クラス雇用権セット(1,019円)』を購入するのがベスト
DLCを買わないといくつか開放できない職業があるのですが、中でも『パラディン』がかなりの強さを誇ります。
また、雇用所にはランダムで8人の傭兵が現れ、その中から気に入ったキャラをスカウトするという流れがあります。
それはいいのですが、なぜか買ってもいないDLCキャラが雇用所に並び、貴重なスカウト枠を埋めるというわけのわからない仕様がありまして。
どうあがいても買った方がいいという流れになります。
追加職『ノーブル』も初回生産版なら付いてきましたが、現在はDLCを導入しないと雇用できません。
販売終了したら追加職を入手する手立てはなくなってしまいます。
うーん…。
他のDLCは買わなくていい
熟練書や覚醒書。
これはレベルダウンさせる代わりに資質(ステータス)を上げるというものです。
レベル99で育成はストップしてしまうので、これを使ってレベルを下げて延々と資質をあげるということですね。
結局またレベル上げをする必要がありますし、【60個の団旗を収集した】というトロフィーを取るためにも1ヶ月以上のプレイが確定しています。
時短できるわけでもないので買わなくていいでしょう。
書物は貴重ではありますが、ゲーム中で入手することができます。
Lite体験版をアップグレードしない
[blogcard url=”https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0365-CUSA01177_00-00000000000TRIAL”]
DLCには「全ストーリー開放」「戦争参戦権」など、体験版からアップグレードするための有料コンテンツが販売されています。
個別に開放するぐらいだったら、最初からフルプライス版を購入しましょう。
ゲームが面白いかどうか体験版を試遊したい、というだけだったらいいと思います。
なんで販売停止なの?
公式に理由は発表されていないので推測になってしまいますが、PS4 / Vitaとサーバ共有だからかもしれません。
最近はVitaソフトのオンラインサービスが終了する状態が続いています。
そして、これは2月某日のオンラインランキング。
名前は伏せましたが、参加者は10人ぐらいしかいませんね…。
こんな状態で6年以上も運営してくれていたので、今回のサービス停止も致し方ないでしょう。
あとがき
- ソフトはフルプライス版を買う
- DLCは追加職パラディン(306円)が欲しい。できたらフルセットの「追加クラス雇用権セット(1,019円)」を買う
- トロコンにはオンライン接続が必須。できれば1ヶ月以上の猶予が欲しい
- トロフィーを考えずにプレイするだけならオフラインでも可能
ということですね。
日本版だとトロコンした人が約60人前後しかいないので、レアトロフィーであることには間違いないと思います。
こういうオンライン要素が大きいソフトこそプラスのフリー向けなのに。
販売停止なら最後に一稼ぎ、もとい多くのユーザーに遊んでもらう方が良い気がするんですけどね。
>けびんさん
非常に同意します
一歩譲ってPS Now版でもいいのに
オンライン必須に近い内容から見て再び日の目を見る確率も低そうですし、何だかもったいなく感じますね