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『マルチタップ for PCエンジン mini』がついに672円まで値下げ【※ 現在は1,332円】
ここから先は最安値を記録していた当時の記事。
もともと定価3,465円で販売していた商品が、ついに672円(81%OFF)まで値下がり。
数年前にニンテンドークラシックミニ(通称ファミコンミニ)が発売されて以降、ゲーム業界にはレトロハード復刻ブームというものが巻き起こっていました。
ソニーはプレイステーションクラシック、セガはメガドライブミニを販売していたのですが、日本のゲーム市場を語る上でかかせないPCエンジンの復刻は音沙汰なしの状態。
当時のプラットフォーマーだったNECはゲーム業界から完全に撤退しており、ハードの共同開発をおこなったハドソンに権利が譲渡されていたのです。
しかし、当のハドソンも経営悪化からコナミに吸収合併される状態に。
そういうわけで、紆余曲折あってPCエンジンminiはコナミからamazon専売で発売されることが決まったのです。
PCエンジンminiはUSBポートが2つあるということ
メガドライブミニにはメガドラタワーが周辺機器として販売されたように、PCエンジンminiにも多数の関連アクセサリーがリリースされました。
収納バッグからソフトカタログパーフェクトガイドまで、様々なものがPCエンジンminiを盛り上げたのですが、中でも非常に重要な周辺機器といえばマルチタップでしょう。
ただし、本家のPCエンジンはタップがひとつだけしか使えないことに対して、復刻版miniは2つのコントローラを同時に接続することができるのです。
これは非常に素晴らしい判断といえるのですが、3 ~ 4人用ゲームでもやらない限りはマルチタップが必要なくなってしまいました。
市販のUSBコントローラとUSBハブで代用できるということもあり、見た目をそろえたい人以外はマルチタップを一緒に買わなかったのでしょう。
コストをかけた良質のUSB2.0のハブである”マルチタップ for PCエンジン mini”
PCエンジンminiは本体からコントローラまで、全て周辺機器メーカーであるHORIが開発を担当しました。
ある意味で公式メーカーとなったということもあり、USBハブも良質のものを作ってくれたのでしょう。
そもそも5ポートタイプのUSBハブは1,000円以上しますし、そちらは内部も簡素な作りになっているものが多いです。
設計がしっかりしている670円のハブなんてそうそうないんじゃないでしょうか。
PS5でもPCでもSwitchでも使えるUSBハブ
バスパワー(USBから直接電源を取る)タイプなので、完全になんでも動くというわけではないのですが、少なくとも家庭用ゲーム機とPCでは動作することが確認されています。
よくあるレトロハードを模したUSBハブだと思って、普段使いしてみてはいかがでしょうか。
あとがき
昔、ポケモンのタイピングソフトとBluetoothキーボードがセットで売っていたことがありました。
「任天堂公式のキーボードなら良品だろ」とそちら目当てでソフトが完売してしまい、増産するも後に値崩れしてしまうという事件が起きています。
今回と全然違う話ではあるのですが、本来と違う目的で売れてしまう事象を何となく思い出したわけで。