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アクワイアゲームショウ2022が放送
6月5日20時より「アクワイアゲームショウ2022」が放送されました。
1994年の創業から数えて25年以上の歴史を誇るアクワイアですが、単独での発表会開催はこれが初めて。
MCの松澤千晶さん、ゲストの山崎はるかさん、ガッチマンVさんがトークを繰り広げながら過去のゲームも振り返りつつ、新作を発表していました。
アクワイアといえば、初代PS1でリリースした『天誅』が大ヒットを記録。
その後も数年は『侍道』『忍道』など、同社といえば和風ゲームという活動を続けていました。
しかし『勇者のくせになまいきだ。』のヒットにより、和風メーカーのイメージを脱却。
『ととモノ。』『アキバズトリップ』など、ジャンルにこだわらない多彩なゲームをリリースするメーカーに進化を遂げています。
また本社所在地が秋葉原にあることから、アキバに関するネタがゲームに多めなのもアクワイアの特徴ですね。
近年では『OCTOPATH TRAVELER』がSwitchにてミリオンヒットを記録。
レトロRPGは2D-HDでリメイクすればファンの反発を買わない、という新しい方程式も生み出しました。
今回は一社単独でも困らないほどの開発力を見せつけた発表会となっています。
ゲームショウで発表となった新作タイトル
盗っても素敵『神業 盗来 -KAMIWAZA TOURAI-』
2006年に発売されたPS2用ソフト『神業 -KAMIWAZA-』のHD版。
発売日は10月13日に決定。
対応プラットフォーはPS4/Switch/Steam。
価格はダウンロード版が3980円、パッケージ版が4400円。
主人公・海老三が病の娘の命を助けるため、再び盗賊の道に身を投じるというステルス泥棒ゲーム。
全体のHD化はもちろん、オートセーブや各種チュートリアルを搭載。
作品の雰囲気はそのままにさらに遊びやすくなるよう調整されているそうです。
「盗っても素敵」という名(迷)キャッチコピーが現代によみがえることになりそうですね。
ととモノ最新作『剣と魔法と学園クエスト。』
ととモノ。シリーズの外伝。
ファンタジー世界を舞台にしたストラテジーRPGです。
シリーズおなじみのキャラメイクはもちろん健在。
今度はラバーストラップ風にデフォルメされた主役たちを操って戦うという、シミュレーションゲームになってます。
対応プラットフォームはPS4/Switch/Steam。
発売日は9月8日に決定。
価格はダウンロード版が4980円で、パッケージ版が5980円。
『剣と魔法と学園モノ。2』リマスター版制作決定
初代のアニバーサリーエディションから4年ぐらいが経ってますが、めでたく2作目のリマスター化も決定したとのこと。
今度はSwitchだけでなく、PS4にも移植決定。
場合によってはSteam移植もあるかもしれないと話してましたが、メディアの記事には掲載されていません。
本当にまだ移植するか決まってないんでしょう。
発売日、値段共に未定。
和風ダンジョンRPG『残月の鎖宮 -Labyrinth of Zangetsu-』
全編水墨画で描かれた和風ダンジョンRPG『残月の鎖宮 -Labyrinth of Zangetsu-』が正式発表。
2021年1月から全く音沙汰がなかったタイトルですが、今回はプレイ映像とともに発売日も公開になりました。
アクワイアの和風路線も健在、というタイトルですね。
難易度はかなり歯ごたえがある調整がされているとのこと。
9月29日発売予定。
対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch/PS4。
『AKIBA’S TRIP2』のカティ単独ルートが制作決定!
口に含んだコーヒー吹き出して、おもわず鼻水が出ました。
https://twitter.com/yamazaki_haruka/status/1533449531085717504
ゲームショウにカティ・ライコネン役の山崎はるかさんが来場してましたが、それが伏線なんて誰が思うでしょうか。
実在の秋葉原店舗が多数登場する箱庭マップアクション『Akiba’s Trip2』に新DLCが配信されます。
そもそも本作は2013年にPS3/Vita向けソフトとして発売され、2014年にはPS4版が登場。
そして、2017年には放送するアニメに合わせてバージョンアップ版の『AKIBA’S TRIP2+A』が発売されていました。
ストーリーには4つの分岐があり、エンディングには
- メインヒロイン雫エンド
- 引きこもり妹ナナエンド
- 活発な幼馴染トーコエンド
- 会社のCEOでセクシーお姉さんの志遠エンド
- 秋葉原路上人気アイドル霖エンド
が用意されていました。
しかしなぜか本編でキャラが立ちまくっていたメイド、カティ単独ルートがなかったのです。
センパイ、オヒサマは大丈夫ですか?
— カティ・ライコネン(Bot) (@katilibot) August 3, 2019
「クールビズデカルチャー」を「ベッコウ飴」するため「フィンランド」から「カムカムイン」した秘密基地のメイドさんですね。
(注:日本のアニメやJRPGが好きすぎて来日してしまったというフィンランドの女性)
ユーザーは当時「カティエンドがないバグを修正してくれ!」と悲しみの涙に明け暮れました。
発売から実に約9年越しでユーザーの望みが叶ったことになります。
シリーズ新作ももちろん期待したいのですが、まずは数年越しでもプレイヤーの要望をかなえてくれる姿勢が好きかな、と思います。
「あの作品の別ルートや追加エピソードがみたい」なんて腐るほどありますからね。
実は当時カティ単独のルートをある程度作っていたそうで、凝ったものになりそうだったからボツにしたとの逸話が明かされました。
更には『Akiba’s Trip2』Switch移植への話もさりげなく飛び出しています。
「既存のプラットフォームにDLCを配信」との発表内容でしたが、さすがにPS3/Vitaはカバーしてくれないような気がします…。
新作ソフトは販売終了してしまいましたけど、既に発売済タイトルの追加DLCはOKだったら嬉しいですね。
2015年にPS Plusフリープレイにて提供済
現在はアニメ版の衣装を追加して、一部秋葉原の広告を改定した『2+A』版が販売中です。
無印『2』版は過去にフリープレイにて配信済。
どちらもセーブデータの互換があり、トロフィーも共通のリストが使用されてます。
PS Nowにも配信されていたのですが、今回のPS Plusリニューアルに伴って削除されてしまいました。
過去の履歴からダウンロードできないか、いったん調べてみることをおすすめします。
『AKIBA’S TRIP2』トロフィーの話
- 難易度:★2/ 5
- プレイ時間 : 約18時間ほど
ヒロイン4ルートを制覇しなければならないので、おのずと本編は4周することになります。
周回プレイはレベル以外を引き継いでくれるので、装備をなるべく強化しておくことをおすすめします。
難易度はカジュアル2周、ゲーマー1周、ヲタク1周を好きな順番で回収すればいいでしょう。
2周目以降は初見イベントのみ回収していけば、劇的にクリアタイムも短縮されていきます。
『#復活してほしいゲーム』事件
アクワイアの公式アカウントが”#復活してほしいゲーム”というハッシュタグを作成。
amazonギフト券1万円分を賞金にユーザーから広く意見を募集していました。
しかし、トレンドを見たTwitter民は普通に「復活してほしいゲーム」というお題が盛り上がっていると勘違い。
現在はアクワイアと関係のないタイトルが大多数を占める状況となっています。
「そらそうなるやろ」といえるハッシュタグであり、こういう話題が盛り上がるきっかけをもらってアクワイアに感謝するユーザーも見受けられました。
果たしてアマギフは誰の手に渡るんでしょうか。
あとがき
2009年に販売された協力型FPS『L4D2』に新DLCが来たことも驚きました。
しかし、今回はまた違った方向性で腰を抜かすことになるとは思いもせず。