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『ASTRO’s PLAYROOM』(アストロプレイルーム)の元ネタを探ってみる
PS5本体にプリインストールしてあるソフト『アストロプレイルーム』について。
本作は良質な3Dアクションゲームとしても、ソニーに関するネタゲーとしても楽しめる一作ですが、ネタの引用元がわからずにもやもやしている人も意外と多いのではないでしょうか。
ここのブログの性分として、何かネタを見つけたら突っ込まずにはいられないという脊髄反射みたいなものがあります。
今回の作品には歴代プレイステーションネタも非常に多く、ゲーム画面の観察にも自然と熱が入ってしまいました。
兎にも角にも元ネタの解説がトロフィー攻略よりも長くなりそうだったため、今回はページを分割してより多めにお送りしています。
そして、元ネタの解説には原作のネタバレが数多く含まれているため、気になる方は速やかにブラウザバックを押してください。
本作で見かけたネタを適当に記事へ放り込んだため、このエントリが非常に長くなってしまいました。
気を抜いてゲームの休憩中にでもお読みいただけたら幸いです。
それでは、劇中にて遭遇する順番で元ネタを解説していくことにしましょう。
各ステージにおける歴代プレイステーションの小ネタ
1. COOLINGリゾート
ゴッド・オブ・ウォー(2018年版)
ゲーム序盤に訪れるステージ「ビッグファンビーチ」より、長い滑り台を降りた先に見える海辺にて。
ここにはアクションRPG『ゴッド・オブ・ウォー(2018年版)【AA】』に出演していたクレイトス親子が船に乗って浮かんでいます。
本作はダークソウルの操作形態を受け継ぎつつも、迫力のあるカメラワークと硬派なバランス調整により、独自の進化を遂げた文字通りの「神ゲー」としても知られていますね。
ちなみにボットの親子がボートに立っている構図も、元はカバーアートのオマージュとなっています。
LocoRoco
続いてすぐ左に見えるビーチより。
ここには丸いスライムのようなキャラクターである『LocoRoco【AA】』がいます。
本作は2006年にPSPで発売されたL・Rボタンしか使わない横スクロールアクションゲームです。
操作キャラが合体と分裂を繰り返して転がっていくのが面白い特徴的な作品でした。
このボットもパンチすると分裂 → 合体を繰り返します。
アッシュと魔法の筆
ビックファンビーチの左奥。
赤い帽子のボットが壁に絵を描いていますが、これは『アッシュと魔法の筆【AA】』が元ネタ。
描いた絵に命が宿るという不思議な筆を持つ青年が、寂れた街に明るさを取り戻していくA・ADVです。
2021年2月にフリープレイで配信されました。
PS2技術デモ『あひるのおもちゃ』
お風呂に浮かせるようなあひるのおもちゃが随所に登場しますが、これは1999年に東京ゲームショーにて披露された「PS2の技術デモ【YouTube】」が元ネタ。
2005年のPS3お披露目には、今度はHD画質で大量のあひるを表示させるという映像をリアルタイムで出力していました。
2007年には『ぽちゃぽちゃあひるちゃん【YouTube】』なるソフトもリリースされています。
ぽっちゃり☆プリンセス
プールの右側には『ぽっちゃり☆プリンセス』がいます。
2009年にPS3でリリースされたオンライン対応のアクションゲームですね。
兵士側が2チームに分かれて、お互いが姫様を奪い合うというリアルタイムストラテジーの要素をもった作品でもあります。
姫様にケーキをあげて太らせれば、相手の兵士に奪われるのを妨害できるというギミックが存在していました。
この設定にはフェミニスト団体からクレームが来たそうで、女性の開発スタッフが「体格と関係なく人は美しい」と釈明。
関係各所の説得にはとても骨が折れたそうです。
PS4にて続編が出ているのですが、ジャンルはアクションRPGに変更となりました。
メタルギアソリッド
スプリングスパとカチコチレイクの間で『メタルギアソリッド【AA】』が。
これは分かりやすかったですね。
パンチすると流れるSEは、本編で敵に発見されると流れる「!」です。
ちなみにダンボール箱には「Solid State」と書かれたステッカーが貼っており、これは主人公「ソリッド・スネーク」と「ソリッド・ステート1」をかけたダジャレになっています。
Until Dawn
今度はカチコチレイクに入ってすぐ左の島にジャンプ。
紫の帽子をかぶったボットはアシュリー、眼鏡をかけたボットはクリス…ということで、ホラーADV『Until Dawn【AA】』が元ネタです。
日本ではせっかくCERO:Z(18歳未満購入禁止)で発売されたにも関わらず、人体欠損シーンで10秒以上も真っ黒なシーンが続くという雑な規制が行われる事態となってしまいました。
ほとんど真っ黒で何も見えない事態にユーザーが大激怒。
「暗転ドーン」などと蔑称で呼ばれることとなってしまいます。
- 日本やその他の規制が厳しい国に向けて、代わりのグラフィックを用意しなかった
- 事前にSIEが規制部分を公開しなかった
当時は大炎上が連日にわたって続き、ソニーへ向かって凄まじいバッシングが巻き起こることとなりました。
この大炎上以降は、各メーカーが海外版と国内版の違いを事前に告知するようになっています。
また、カプコンやゼニマックスのように全年齢版とR-18版の2パターンを用意する企業も出てきました。
バイオハザード
氷で川を下った先に『バイオハザード【AA】』の1シーン。
帽子をかぶっているのがジル、緑のベストがクリス、白衣の男がウェスカーです。
PlayStationのディスク読み込みで恐怖が薄れてしまうと考えた開発スタッフは、ドアを開ける演出を入れてドキドキを持続させたというのは有名な話ですね。
PlayStation VR WORLDS
「ホテル ヒートパイプ」開始直前のエリア。
これは4つのミニゲームが収録されたVRゲーム『PlayStation VR WORLDS【AA】』より、サメに襲われるというOcean Descentをモチーフにしたシーンですね。
テレビ番組”ワイドナショー”でPS VRを試遊したダウンタウンの松ちゃんが非常にいいリアクションをしていたのを思い出します。
パペッティア
カエルスーツで六角形の足場をジャンプで漕ぐところ。
奥に金色のハサミを持ったボットがいますが、これは人形劇をモチーフにしたPS3ゲーム『パペッティア【AA】』が元ネタ。
“上質のアクションゲームである”とメディアからの高い前評判とは裏腹に、実際の販売本数はあまり芳しいものではありませんでした。
当時ワールドワイドプレジデントだった吉田修平氏から「キルゾーン、パペッティア、いいゲーム作るだけじゃ駄目なんだな」と言わしめた作品ですね。
怪盗スライ・クーパー
ゴール直前のエリア。
ここには義賊の家系として生まれたあらいぐまこと『怪盗スライ・クーパー【AA】』がいます。
このゲームを作ったサッカーパンチプロダクションズはその後『INFAMOUS〜悪名高き男〜』を作り、そして『Ghost of Tsushima』で記録的なヒットを叩き出すわけです。
画像の背景はPS3のUI「XMB」ですね。
パラッパラッパーとウンジャマ・ラミー
プールの横にいるのは『パラッパラッパー【AA】』のパラッパと『ウンジャマ・ラミー【AA】』のラミー。
元々は紙のようにペラペラなキャラクターというのを活かして、あえて看板だけが設置してあります。
史上初の音ゲーというジャンルを確立させたタイトルという、とても大きな功績を残した作品ですね。
ちなみに画像の両脇にある噴水は薄型PS3(CECH-4000B LW【AA】)を縦置きしたオブジェです。
2. GPUジャングル
モンスターハンター
レンダーの森に入って左。
ボット達が大剣、ランス、片手剣、ハンマーを背負ってPSPで遊んでいます。
これは『モンスターハンターポータブル【AA】』の1シーンですね。
PS2でリリースされたモンハンGの移植だったのですが、口コミによりオリジナル版を大きく超える売上を記録しました。
当時は学生や社会人がこぞってマクドナルドやファミレスでPSPを充電しながらプレイ。
飲食店で「ゲーム禁止」と貼り紙がされるほどの大ブームを巻き起こしました。
この頃が青春時代だった人は「モンハンは2ndGが最高」という人も多いのではないでしょうか。
ちなみに画像のボットが持っている武器は「大剣アギト」です。
シリーズ皆勤賞を誇る大剣で、MHPパッケージの表紙を飾ったメジャーな武器でした。
クラッシュ・バンディクー
スタート地点右には分かりやすすぎる『クラッシュ・バンディクー【AA】』がいます。
踊っているダンスは「クラッシュダンス【YouTube】」と呼ばれるものですが、これは元々日本のTVCM向けに作られた踊りでした。
欧米の開発スタッフに好評だったために、ゲームへ逆輸入される事態となっています。
日本版だけに存在する曲「クラッシュ万事休す」が耳に残っている人も多いでしょう。
PS4版発売の際には、1996年当時に遊んでいたお父さんの元へクラッシュが襲撃しにくる【YouTube】というパンチの聞いたWebCMを公開しています。
Horizon: Zero Dawn
スタート地点を右にずっと進んだ先。
草むらでは赤毛のアーチャーが獣を狩っています。
これは『ホライゾンゼロドーン【AA】』の主人公アーロイですね。
ノラ族の義勇兵になるためには、通過儀礼に挑む必要がありました。
Dreams Universe
アーロイの近くには『Dreams Universe【AA】』で遊ぶボットの姿が。
リトルビックプラネットの開発チームが手掛けた何でもできるクリエイトゲームです。
何でもできるということは、生みの苦しみを身を持って知ることができるわけで…。
日本国内では全然ヒットしませんでした。
ただしYouTube上では猛者たちが「ワートリを再現してみた【YouTube】」など、引き続きクリエイトに精を出しています。
また最近では世界的に配給される映画がこのゲームを使って作られているなど、制作面で及ぼした影響は見逃せないものとなっています。
壁に書かれた謎の英文
これはゲームネタではなく、GPUジャングルで流れている曲「I’m Your GPU」の歌詞となります。
石版を見ながらよーく耳を澄ませてみましょう。
「♪ Look at the Light…【YouTube】」
悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
マイクに息を吹きかけてツタを除けた先。
棺桶にパンチすると中から金髪のボットが現れます。
これは『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲【AA】』の主人公アルカードですね。
しきりに懐中時計を気にしていますが、これは100年経ったのかどうか(=ドラキュラ伯爵である父が蘇ったか)を確認しているのでしょう。
本作はコナミ「悪魔城ドラキュラ」PlayStation参入第1弾作品です。
「外伝だから好き勝手やっていいだろう」という開発スタッフIGA氏の判断により、主人公はムチを持ったハンターから剣を持ったドラキュラへと180度方向転換がなされました。
『スーパーメトロイド』と並んで「メトロイドヴァニア」というジャンルを開拓した至極の名作です。
実は主人公アルカードはファミコン版の頃から出演していたのですが、そのときは…まぁ…個性的な顔をしていました。
数百年経って起きた際に金髪の超絶イケメンとなっていたので、寝てる間に整形したとか当時のファンによくいじられてますね。
Bloodborne
高台に上がって左側の木の近く。
フロムソフトウェアの死にゲー『Bloodborne【AA】』のプレイヤーでおなじみ狩人がいます。
手に持っているものはパッケージにも描かれている初期装備「ノコギリ鉈&獣狩りの散弾銃【AA】」ですね。
初代コントローラのコネクタ
フィールドには様々なオブジェがおいてありますが、画像のアストロくんが渡っているロープは初代PS1のコントローラ差し込み口ですね。
さすがに全部取り上げていくとページがいくつあっても足らないので、とりあえず今回はこれだけにしておきます。
The Last of Us
画像右側は『The Last of Us【AA】』より、主人公のジョエルとエリーです。
画像の真ん中、頭にキノコが生えたボットは本編に登場するクリーチャーである「クリッカー」でしょう。
ジョエルが持っているレンガは武器に使ってもよし、化け物の誘導にも使えて尚よしというアイテムでした。
アンチャーテッド
コントローラのケーブルを渡った先には『アンチャーテッド【AA】』の飛行機と主人公ネイサンの姿が。
本編ではプレイヤーが調べられる場所には分かりやすく黄色のカラーが振ってありました。
ボットが乗っていた飛行機もよく見ると黄色い足場がついていることが分かります。
ちなみにCOOLINGリゾートではボット達が「DUDE RAIDER」というゲームを遊んでいました。
これはアンチャーテッドは発表当時「トゥームレイダーのパクリみたいだね!」とユーザーから馬鹿にされたことが由来となっています。
罵声の内容とは”Tomb Raider with a Dude”(男性版トゥームレイダー)というものでした。
結構ソニー側も根に持っているのか、PS4ゲーム『THE PLAYROOM VR』にも同様のネタが何度か出ています。
パタポン
アンチャーテッドネタから少し進んだ先。
ここの壁画はPSP用ゲーム『パタポン【AA】』が元ネタですね。
戦略シミュレーション × 音ゲーを掛け合わせた斬新なゲームでした。
画面上部に表示されたボタンをリズムよく押すと、味方の士気が上がって大型のボスを倒しやすくなるという作品です。
Days Gone
大きな黄色い缶のような敵が転がってきた直後。
遠くに『Days Gone【AA】』の集団をみることができます。
主人公ディーゴンと愛機のバイク、そして怪物のフリーカーたちがぐるぐる走ってますね。
いわゆる「【序盤】面白くない → 【中盤】面白いのかな…? → 【終盤】面白くなってきた!」というスロースターターのような作りのゲームでした。
ちなみにマーケティングによると、ほとんどのユーザーはゲームを最後までプレイしないそうです。
そのため市場では極めて微妙という評価が残るタイトルとなってしまいました。
ソニーによって続編がキャンセルされたというのは有名な話で、本作のディレクターであるJeff Ross氏は今日もTwitterで愚痴をこぼしています。
レガシー・オブ・ケイン ソウル・リーヴァー
テラフロップ岸壁に突入した瞬間。
モンキースーツに乗り込む前の右岸壁の上。
『レガシー・オブ・ケイン ソウル・リーヴァー【AA】』の主人公ラジエルのマフラーを被ったボットが岩の上に立っています。
日本国内では知名度が皆無に等しい作品ですが、海外では”トゥームレイダー派”か”レガシー・オブ・ケイン派”に分かれるほどに人気のあるソフトでした。2
よくある「PS1のベストゲームを決めようぜ」という企画なら必ず選出されるほどの作品です。
現在、開発元はスクエニによって買収されており、作品の販売権利もそちら側に移っているのでしょう。
そして、過去作品のリマスターを得意とするブルーポイントゲームはSIE傘下の企業になったので、復活はいろいろ難しそうですね。
プレイルーム
レイトレース遺跡に入ってすぐ。
ここではPS4初期の作品『プレイルーム』を遊ぶボット達がいます。
PS Camera専用タイトルだけあって、よく見るとゲームモニターの上にカメラが設置されていますね。
このゲームをトロコンするためだけにカメラを買ったユーザーもいるとかいないとか。
トゥームレイダー
プレイルームをやっているボットのすぐ上の岩。
ポニーテールで2丁拳銃を持ったターコイズカラーのシャツのキャラがいます。
これは『トゥームレイダー【AA】』の主人公ララ・クロフトですね。
ボットをよーーく目を凝らしてみると、ポリゴンの角張ったおっぱいまで再現してくれてます。
「最初、主人公はララじゃなくてレイラって呼ばれてたんだよな」って言う人は、CVがかつて緒方恵美さんだったことも知ってるんでしょう。
本当のゲームタイトルは『トゥームレイダース【AA】』とか言い始める人はかなりの通ですね。
ワンダと巨像
棍棒を持った巨人と、左側をよく見ると剣を構えたボットがいます。
これは『ワンダと巨像【AA】』のパッケージの構図。
リマスターされたPS4版ではなく、PS2でリリースされた原作の方です。
『ICO』で世界的に有名となった上田文人氏が手掛けた作品で、最初から最後まで全てボス戦という斬新な構成のゲームでした。
Demon’s Souls
崖沿いを左に進んだところ。
『デモンズソウル【AA】』のアイドルこと「かぼたん」が階段で足をばたばたさせています。
プレイヤーのレベルアップを担当してくれる重要な役どころで、名前は「黒衣の火防女」と記述されていました。
発売当初は漢字の読み方がわからないユーザーが続出し、”かぼうおんな”と呼ばれたことから「かぼたん」が定着しています。
古参ユーザーは多分”かぼたん”としか呼んでないのでしょう。
ちなみに正しい名称は火防女と書いて”ひもりめ”と読みます。
The Order: 1886
先に進んだ右側の草むら。
ここには『The Order : 1886【AA】』より、電気銃(アークガン)を持った男ガラハッドがいます。
画像右側の茂みに隠れているのは人類の敵である半獣(ライカン)ですね。
発売前に公開されたトレーラーが凄まじいグラフィックだったため、ユーザーの期待値が死ぬほど上がっていたという不憫な作品でもあります。
ステルスパートが面白くない、ダッシュをキャンセルされて強制的に歩かされる場面が多いことを除けば楽しめる作品だと思いますよ。
リッチなグラフィックに反して、中身はいわゆるミニゲーム集のようなタイトルでした。
ジャック×ダクスター 旧世界の遺産
エリア中盤にて遭遇。
ヘッドギアとウサギ…ではなく、イタチのコンビ。
出典は『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産【AA】』ですね。
エルフの青年ジャックと、イタチになってしまった親友ダクスター。
元の姿に戻る方法を探して世界中を旅するアクションゲームです。
箱庭かと思いきやオープンワールド風のマップもあり、PS2時代からノーティードッグの技術力の高さを見せつけるような作品となっていました。
現在はラスアスやアンチャーテッドを作った会社だといえば知らない人はいないでしょう。
鉄拳
弓矢でボスを倒した先。
道着を着た三島一八と、地に這いつくばった三島平八。
これは初代『鉄拳【AA】』のエンディングですね。
お笑い芸人”鉄拳”の名前の由来となった作品です。
主人公・三島一八は、5歳の頃に父親である平八から谷底に突き落とされました。
「三島家を継ぐものには帝王学を叩き込む」との過激な思想から我が子を徹底的にいじめ抜いたのです。
母親はそうした旦那の行動に心を痛めて、病床に伏せがちとなり突然他界。
一八は母親が死んだのは平八のせいだと激怒し、こうして親子2代(後に3代)に渡る激しい戦いの火蓋が切って落とされたのでした。
ちなみに初代主人公だった一八は続編でラスボスとなっています。
そして敗北した平八が今度は主人公に様変わり。
また、母親である三島一美はシリーズ7作目にラスボスとして復活しました。
もう一八の年齢も49歳になっています。
そして、初代デビル一八の姿はモロにスタープラチナのパロディでした。
多分、鉄拳に詳しくない人はシリーズがどうなってるのか理解が追いつかないでしょう。
風ノ旅ビト
マザーボード山脈の最後。
ここには『風ノ旅ビト』より、プレイヤーである旅ビトがいます。
元はPS3のオンライン専用ゲームで、どこの誰かもわからない人と一緒に旅をすることが斬新なアドベンチャーゲームでした。
ゲーム中の光るシンボルを全て取ると”白ビト”になることができます。
また、ラストステージは雪山が舞台でした。
画像のボットはおそらくそちらをモチーフにしたのでしょう。
The Playroom VR
近くのかまくらには『The Playroom VR』を遊ぶボットの集団がいます。
MONSTER ESCAPEとは違いますが、収録されている別のミニゲーム「ROBOT RESCUE」が好評だったために『ASTRO BOT RESCUE MISSION』として単独で独立したそうです。
そして本作に繋がるわけですね。
3. SSDスピードウェイ
GRAVITY DAZE
データビット発射場、1回目のハンググライダーを終えた左。
ここには『Gravity Daze【AA】』の主人公キトゥンが柱に張り付いています。
重力を操るアクションゲーム → 万有引力 → ニュートン → りんごを見て思いついた、ということでゲームのプロモーションにはりんごが使われました。
ファイナルファンタジーVII
2回目のハンググライダー後。
ここには『ファイナルファンタジーVII【AA】』で主人公クラウドが持っていたバスターソードが地面に突き刺さっています。
同作のニューゲーム / コンティニュー画面がそのままこのシーンだったので、感慨深い人も多いでしょう。
リメイクはあんな展開になって今後どうなるんでしょうね。
Mr.PAIN
3回目のハンググライダーが終わったら右へ。
これは『Mr.PAIN』の1シーンですね。
看板がゲームタイトルロゴを模しているので、これで分かるようになっています。
自分の体をパチンコの弾にして街を破壊するというゲームでした。
2007年発売のゲームにも関わらず、もうYouTubeアップロード機能を備えていたのが革新的だったような気がします。
物理演算を用いて人間と街がグニャグニャになるので、ヒューマンフォールフラットが流行るような時代に出せば話題になってかもしれません。
サイレントヒル 2
3回目のハンググライダー直後、下に足場がある場所。
ここには『サイレントヒル2【AA】』より、人気クリーチャーであるピラミッドヘッド(三角頭)がいます。
今やシリーズを代表する化け物になった彼ですが、初登場は2作目からでした。
正体は主人公ジェイムスの「弱い自分を罰してほしい」という願望が、サイレントヒルの力により具現化したもの。
異界を通り抜けて成長したジェイムスにより「お前はもういらないんだ」と言われて最期は自害を選びました。
ラチェット&クランク
ロケット発射台の横にはPS2用ゲーム『ラチェット&クランク【AA】』より、主人公のラチェットがいます。
背中には相棒のクランクの姿もありますね。
右手に持っているのは、ゲーム中に武器として使っていたオムレンチ。
両手に抱えているのは通貨として使われるボルト。
KILLZONE
ロケット発射台の裏にはヘルガスト兵の集団。
これはPS3用ゲーム『キルゾーン【AA】』が元ネタです。
パッケージにもデカデカと映っているで、ゲームを知らなくても見たことはあるという人も多いのでは。
人類がヘルガストと戦争する話だと覚えておけばいいでしょう。
開発元のゲリラゲームズは小島監督に開発エンジンを無償で提供したり、ホライゾンゼロドーンで一躍世界的なメーカーになったりと大活躍中です。
RESISTANCE〜人類没落の日〜
ヘルガスト兵のすぐ近くには『RESISTANCE〜人類没落の日〜【AA】』のドクロ頭がいます。
これは人類の敵であるキメラの頭蓋骨であり、ゲームのパッケージにもど真ん中に描いてありますね。
ゲーム中と盛り上がる場面として、マンチェスター大聖堂(のような場所)で撃ち合うシチュエーションが非常に格好良かったのですが、さすがに架空の建物と言い訳するには苦しく、本物の英国国教会よりクレームが入ってしまいました。
ビブリボン
スループット宙域の隠し通路。
画像の心電図のようなステージはPS1用ゲーム『ビブリボン【AA】』を表しています。
本体に音楽CDを読み込ませて、ステージを自動生成させるというシステムが非常にユニークなゲームでした。
開発元は『パラッパラッパー』でおなじみの七音社。
PS2では続編の『ビブリップル【AA】』がリリースされています。
Marvel’s Spider-Man
アーティファクト8MBメモリーカードを入手するところ。
背景には『Marvel’s Spider-Man【AA】』よりスパイダーマンがぶら下がっています。
わかりやすい。
足元のピンクスパイダーは『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』に登場するワールド4のクモ型ボスですね。
Detroit: Become Human
スループット宙域(小型宇宙船で遊泳)が終了したところ。
ショーウィンドウに並ぶアンドロイドが象徴的なこの場面は『Detroit: Become Human【AA】』ですね。
手前のボットはこめかみのLEDが赤く変色しているので、変異体となってしまったのでしょう。
感情を持ったアンドロイドは変異体として廃棄処分が決定してしまいます。
デビルメイクライ
データスペース探査基地が始まってすぐ。
ここに『デビルメイクライ【AA】』より、主人公ダンテが打ち上げた敵を2丁拳銃で追撃しています。
スタイリッシュアクションゲームと呼ばれる同作の代表的なコンボですね。
敵をロックオン → ハイタイム(スティック + △ボタン)で打ち上げ→ □ボタン連打(銃撃)はシリーズ共通で繰り出すことができます。
打ち上げた敵は無防備になる、というゲームシステムを搭載した元祖とも呼べる作品です。
リトルビックプラネット
銀色のマットで大ジャンプした先。
地球儀にのったボットがいますが、これは『リトルビックプラネット【AA】』が元ネタ。
地球にいる人々の「夢」がもうひとつの惑星「リトルビックプラネット」として具現化しました。
パッケージのリビッツくんが乗っている地球儀がまさにそれ。
ワイプアウト
2つ目の銀色マットでジャンプした先。
ここではレースゲーム『ワイプアウト【AA】』に登場した3隻の船が空を舞っています。
PS1販売当時、日本でも珍しく売れた洋ゲーでした。
実は知名度が低いのですがセガサターン版もあったりします。
Farpoint?
ガトリングガンを引っこ抜くところ。
ボットがPS VRを被ってシューティングコントローラーを持っている。
何をやっているかは分かりませんが、この組み合わせで継続的にプレイするタイトルといえば『ファーポイント【AA】』以外はないような気がします。
照準がブレる、コントローラとはプレイ感が違う、いわゆるVR向けシューターをとことん突き詰めたような作品に仕上がっていました。
またオンライン対戦が熱く、PS VRでネットゲームといえばこのタイトルでしょう。
RESOGUN
長いケーブルを降りた先。
ブロックで出来た船が周りを飛んでいますが、これは『RESOGUN【AA】』に登場するフェロックスという主人公機ですね。
敵を殲滅するまでステージをぐるぐる回らされるのが印象的なSTGでした。
PS4初期のフリープレイ作品といえば『Don’t Starve: Console Edition』か『RESOGUN』が印象に残っているという人も多いのでは。
開発元は現在PS5用に『RETURNAL【AA】』をリリースしたチームと言えば幾分伝わりやすいのかもしれません。
ストリートファイター
衛生要塞フォーマット、小型宇宙船に乗って長い縦穴を越えた先の背景。
ここでは「BOT FIGHTER」なるゲームを2人のボットが楽しんでいます。
おそらく『ストリートファイター【AA】』がモチーフなのでしょう。
PS1で出たのは『ストZERO』『スパ2(コレクション版)』なのでそのどちらかのシリーズかもしれません。
ゴッド・オブ・ウォー
ゴール直前、振り返って戻ったところ。
ボット達がブラウン管でPS2版『ゴッド・オブ・ウォー【AA】』を楽しんでいます。
現在の新生ゴッド・オブ・ウォーはソウルライクになりましたが、当時はデビルメイクライのフォロワーといった出来でした。
そのせいか分かりませんが、PS2当時はカプコンが販売会社となっています。
4. MEMORYスカイ
Flowery
モクモクゲートウェイの最初に出会うネタ。
これはPS3用雰囲気ゲーム『Flowery』ですね。
プレイヤーは花びらを操作して、まだ咲いていない花をたくさん咲かせるといったゲームでした。
トロファーならPS3 / PS4 /Vitaとそれぞれプレイして機種別にトロフィーを取っているはず。
開発チームは後に『風ノ旅ビト』を手掛けることになります。
サルゲッチュ
最初のチェックポイントにて。
虫あみ、ピポヘルをかぶったボット、ということでモチーフは『サルゲッチュ【AA】』でしょう。
ソフトがリリースされたのは、PS1初期のアナログコントローラからデュアルショックに入れ替わった時期。
新コントローラのデモンストレーション的な意味合いを持つタイトルでもありました。
2019年には「サルゲッチュ発売20周年」のお祝いがされたのですが、特に新作やリマスターの発表はなかったのです。
公式Twitterも奥歯に物が挟まったようなツイートが多く、日本スタジオはSIEから冷遇されてるのが透けてみえた出来事となってしまいました。
メディーバル 甦ったガロメアの勇者
最初のエリアの泥沼にて。
骸骨の勇者がいる…ということでこれは『メディーバル 甦ったガロメアの勇者【AA】』が元ネタですね。
装備は主人公であるダニエル・フォーテスクが持っていた剣と盾です。
日本ではPS1版とリメイクであるPS4版だけが販売されました。
乱暴に例えると「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の世界観で「魔界村」やろうや、というようなゲームです。
デス・ストランディング
メディーバルの近く。
背負子をせおったボット、胸にはブリッジベイビー、その辺には初期のトレーラーで印象深かったカニの姿。
これは『デス・ストランディング【AA】』ですね。
「大作ゲームとは銃で戦うものである」という思い込みをくつがえし、終始荷物運びに徹するというゲーム性が賛否を呼んだ小島監督独立第1弾作品です。
ときどきボス戦もあって非常に楽しいのですが、あくまでもメインは荷物の運搬です。
世界が分断されて、リモートでやり取りをするようになる。
世界観がコロナ禍の情勢にもマッチしているとして話題になりました。
Tearaway 〜はがれた世界の大冒険〜
雲に飛び乗る直前。
この手紙型のキャラはVita専用ソフト『Tearaway 〜はがれた世界の大冒険〜【AA】』の主人公であるイオタかアトイでしょう。
PS4でリメイクされてグラフィックが綺麗になり、フィールドにも幅が出ました。
反面、楽しかった背面タッチがオミットされているのでどちらも一長一短といったところでしょうか。
ICO
雲に飛び乗った先。
手をつないだボットが1組ちょこんと存在しています。
これは『ICO【AA】』の主人公であるイコとヨルダ。
HPバーといったゲーム的な表現は極力排除され、手を繋いでヒロインを守るというシステムが秀逸だったPS2時代の名作です。
ゲームデザインを担当した上田文人氏を世界的に有名な人物へと押し上げた作品でもありました。
日本では少女を守りたいという尊い世界観が好評を博したのですが、海外では手を繋ぐというゲームシステムが斬新だとして賞を総なめにしました。
この辺に国民性の違いが現れているような気がします。
「とても大事なソフトだから続編は見たくない」という想いを制作側が汲み、ワンダと巨像はICOと繋がってるのかな、ぐらいの設定になりました。
みんなのGOLF VR
『ICO』の反対側。
ここには『みんなのGOLF VR【AA】』を楽しんでいる集団がいます。
文字通り『みんなのGOLF』をVR化したタイトルですね。
ゴルフ場を感じられるよくできたVRゴルフゲームなのですが、moveの反応が悪くてボールがまともに飛ばないこともしばしば。
クラブを振れば飛ぶぐらいのカジュアルな感じでもよかったような気がします。
北米では当初『Hot Shot Golf』の名前で販売されていました。
人喰いの大鷲トリコ
モクモクゲートウェイ、雨が降り始めたところ。
遠くに見える少年と大鷲は『人喰いの大鷲トリコ【AA】』です。
ボットが羽を持っているシーンはパッケージのアートワークを模したもの。
少年が落ちた瞬間にトリコが助けるシーンは、2015年のE3で公開されたトレーラーをモチーフにしたものです。
HEAVY RAIN 心の軋むとき
雨宿り出来る場所では、折り紙が刺さったボットが横になっています。
これは『HEAVY RAIN 心の軋むとき【AA】』より、折り紙殺人事件が発生した現場ですね。
子供の父親に試練を課すという意味で折り紙が送りつけられ、4日以内に我が子を発見できなければ溺死してしまう。
殺人ゲームを題材にした異色のサイコサスペンスADVでした。
日本でも折り紙という馴染みのあるアイテムが使われているためか、なかなかのセールスを記録しました。
延々とプレイしてると「雨なんだから傘させや」という突っ込みが湧いてくるかもしれませんが、欧米ではそもそも大雨でも無い限り傘をささないという文化があります。
MLB The Show
ゴロゴロストリートが始まってすぐ右。
野球をしている二人組のボットがいます。
スポーツということで特定しづらいですが、世界的に売れている、数年前までPS独占タイトルだった、ということを考えると『MLB The Show【AA】』がしっくりくるのではないでしょうか。
日本でもリリースしてくれること自体はありがたいですが、フルプライスで英語版しかないというのはそもそもどうなんでしょうね…。
国内版だけ大谷選手を表紙パッケージにするというサービスもせず3、何年も頑なにローカライズしない。
制作側が国内ユーザーに歩み寄ろうとしない姿勢が残念なタイトルです。
ジャンピングフラッシュ! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻
正面には巨大な人参とウサギ型のロボットの姿。
あれは『ジャンピングフラッシュ!【AA】』の1シーンですね。
「元祖飛びゲー」というキャッチコピーとともに、初期のPSを支えた爽快感抜群の3Dアクションゲームでした。
任天堂一強だった時代に、明らかに「スーパーファミコンでは出来ない作品」ということを見せつけたソフトでもあります。
エースコンバット
ビリビリクラウドに入ってすぐ。
紫色の装飾が施されている戦闘機が周りを飛んでいます。
初代『エースコンバット【AA】』は同じカラーリングの戦闘機ばかりなので分かりづらいのですが、パッケージに描いてあった戦闘機R-C01(ラファールC)と見るのが妥当でしょう。
CD-DA音源を採用した作品なので非常に音がよく、またゲームディスクをCDプレイヤーにかけると音楽を再生することができます。
Ghost of Tsushima
アーティファクト「PS one専用液晶」を入手する手前。
ここには修行に励む『ゴーストオブツシマ【AA】』の主人公、境井仁の姿があります。
多分、誉れは浜で死んだあとなのでしょう。
近くにある赤い木は、境井仁の幼少時代に登場した境井家の大木ですね。
この作品以降、SIEファーストパーティが出すソフトは全てPS5専用ゲームとなりました。
INFAMOUS〜悪名高き男〜
連続ジャンプ地点を超えた先。
ロープの上をグラインドしているボットがいますが、これは『INFAMOUS〜悪名高き男〜【AA】』の主人公コールが得意とする電線渡りですね。
能力名はインダクショングラインド。
消費したエネルギーは街中の電気から充電することができます。
SIREN
インファマスの近く。
こちらにいるのは麦わら帽子の屍人に襲われそうになるSDK(須田恭也)…ということで、不朽の名作『SIREN【AA】』ですね。
ストーリーが超絶面白いのですが、ゲーム本編が難しすぎるという困ったソフトでもあります。
廉価版にはイージーモードを搭載するという話も出たのですが、結局その案はお蔵入りとなってしまいました。
現在はYouTubeでお話だけ確認することができるというのもあり、若年層にもファンが急拡大しています。
悲恋のホラーという側面もあって特に女性のファンが多く、発売15周年のイベントには毎日入場制限がかかった状態になったほどです。
ほぼプレイしたことのない層が数多く駆けつけました。
ちなみに来場者で何も見ずにクリアできたのはたった一人だけだったそうです。
どこでもいっしょ
ゴール前のエリアを左に行くと『ポケットステーション【AA】』とトロ&クロがいます。
これは『どこでもいっしょ【AA】』ですね。
発売当時はLSI育成ゲーム「たまごっち」が社会現象を巻き起こしていた時代でした。
企画立案をした南治一徳氏は”楽しいけどもうちょっと進化したたまごっちがほしい”ということで制作に至ったそうです。
発売後はブームが沈静化したたまごっちに代わって大ヒットを記録しました。
ちなみにクロが出てきたのはPS2版『トロといっぱい【AA】』からなので、厳密にはここにいないはずですね。
リッジレーサー(その1)
トロ&クロの反対側。
ここには『リッジレーサー【AA】』をステアリングコントローラで楽しんでいるボットの集団がいます。
ところで、持っているコントローラがどう見てもWiiハンドルにしか見えないのですが…。
5.PlayStationラボ
さすがに周辺機器がそのまま登場している箇所は省略します。
元ネタがありそうな部分だけ抜粋してお届け。
KNACK
積み木をつみあげているのは『KNACK【AA】』ですね。
ボットが悲しそうなのは、ゲームオーバーになるとパーツが爆散する様を表現しているのかもしれません。
リッジレーサー(その2)
PS1のコントローラを使ってラジコンカーを動かしているボット。
この車体は別のステージでも見かけましたが、NAMCOの『リッジレーサー【AA】』でしょう。
車のデザインをよく見ると、ゲーム版のパッケージにも映っている「#3 F/A RACING」であることが分かります。
Singstar
2本のマイクは『Singstar【AA】』というPS2用カラオケソフトに同梱された周辺機器です。
欧州限定のタイトルですね。
ダウンロード版というものがない時代だったために、ポップスや80’s90’sなど様々なバージョンの収録曲に対応したディスクが販売されました。
体感ゲーム『EyeToy』が日本では不発に終わったためか、結局国内で販売されるには至っていません。
ガチャの景品からもこのマイクが出るのですが、DualSenseに向かって何かしゃべると声が増幅されて聞こえるという細かいギミックがあります。
BUZZ コントローラー
こちらも日本未発売の周辺機器。
欧州ではPS2販売当時『Buzzシリーズ【AA】』というクイズゲームが人気を博していました。
4つのボタンを使って4択のクイズを4人で遊ぶ、というスタイルが流行ったわけです。
PlayStationでファミリー層を掴むというコンセプトをもって制作されたタイトルでした。
Beat Saber
ゲーム画面が見えないので確証は持てませんが、move2本持ち、激しく縦横に切る動き、ということからBeat Saberをプレイしているような気がします。
4つの武器
Beat Saberのすぐ近く。
『MLB The Show』のバット、『みんなのGOLF VR』のゴルフクラブ、『Ghost of Tsushima』の刀、『メディーバル 甦ったガロメアの勇者』の剣ですね。
特別なものはなく、各ステージにあったものがそのまま置いてあるだけ。
Beyond: Two Souls
これは『Beyond: Two Souls【AA】』より。
少女ジョディが積み木で遊ぶところで、霊体のエイデンが干渉しようとする場面。
プレイステーションロゴのボツ案
カードの中にはいろいろなPSのマークが描かれています。
これは当時ソニーに所属していたデザイナーである坂本学氏が、現在のロゴにたどり着くまでに出したボツ案。
ボットの顔に貼っているのがおなじみのプレステロゴですね。
スパイロ・ザ・ドラゴン
『スパイロ・ザ・ドラゴン【AA】』主人公の紫ドラゴンこと、スパイロ。
パンチすると火を吐きます。
日本ではいまいち売れませんでしたが、スカイランダーズ【AA】というおもちゃとして生まれ変わってトイザらスで販売されていました。
テレビ番組で連日特集を組まれたこともあるので、なんとなくキャラを知ってるという人もいるかもしれません。
Dance Dance Revolution
『Dance Dance Revolution【AA】』をプレイしているような動きをするボット。
足の動きから察するに、多分PARANOiAのような激しい曲でもプレイしているのでしょう。
今では考えられませんが、当時は音ゲーブームに乗っかって120万本以上を出荷するという大ヒットを記録しました。
数年前に海外でダイエット効果があると特集が組まれて以降、どちらかといえば健康目的でプレイするユーザーの方が多くなりました。
PS1の技術デモ第2弾
水槽の中を泳ぐマンタ。
初代PlayStationのお披露目会に、恐竜のデモ映像を流して来場者の度肝を抜いたのは有名な話です。
そして第2弾デモがこのマンタが泳ぐ映像【YouTube】でした。
後に北米でPS本体を買うともらえた「Demo1ディスク」にも収録されています。
Astro Bot: Rescue Mission
PS VRのアーティファクトをパンチすると、レンズには『Astro Bot: Rescue Mission【AA】』のプレイ動画が映ります。
いわゆる前作ってやつですね。
吉田修平
すぐ上の『Astro Bot: Rescue Mission』の流れから。
PS VRの内側上部に「SHU-Y05HID4」という製品番号のような記載があります。
SHUは修平、Y05HID4はYOSHIDAという意味。
これは現SIEインディーズ イニシアチブ代表吉田修平氏のこと。
前職はSIEワールドワイド・スタジオ プレジデントを経験しており、更には1993年初代PlayStation立ち上げメンバーのひとりでもありました。
PlayStation Now
巨大なフラスコの中では、PlayStationのボタン記号がもくもくと雲によって形成されています。
これはおそらく雲 → クラウド → クラウドゲーミングということで、PlayStation Nowを示しているのでしょう。
ちなみに本作の配信後にPS NowとPS Plusが統合されることになり、ストリーミングプレイとゲームサブスクサービスもそちらへ移行する形となりました。
PlayStationの起動画面
初代PlayStationにゲームディスクを入れずに起動すると、この画面へ移行します。
音楽用CDをセットして聴くか、メモリーカード管理画面を呼び出すことができるメニューですね。
長時間のゲームプレイでレンズのピックアップがヘタって、段々とディスクが読み込まなくなっていきます。
その場合は本体をひっくり返すか、画像のように縦置きして何とか長持ちさせようとするユーザーが続出していました。
PS1ソフトのパッケージ裏面のアイコン
これは初代PlayStationゲームのパッケージ裏面に印刷されていたアイコンですね。
「メモリーカード2ブロック使用」とか「マルチタップ対応」とか。
「デュアルショック対応」「マウス対応」「プレイヤー◯人」などなど。
PS2のメモリーカード
いたるところに置かれている箱。
よく見ると「8MB」と書いてあります。
これはPS2のメモリーカード容量が8MBだったことに由来するもの。
PS1のメモリーカードが122KB2だったので、これでも飛躍的にデータ容量がアップしたのです。
SCEとSIE
SIEのロゴをパンチすると、裏側からSCEのロゴが出てきます。
元々はSCEという日本主導の企業が初代PSを立ち上げて大成功を収めたのですが、PS3に入って勢いは完全に失速。
Cellの家電搭載計画の失敗や、Vitaのセールスが芳しくないことも重なり、PS4の立ち上げ2年目からは欧米ソニーことSIEに主導権を渡すことになりました。
加えて日本のゲーム市場がスマホに食われて挽回不可能と見られた面もあります。
昔のPSが好きだった人は、この2つのロゴを見て何とも言えない気持ちになったのでは。
PS2の時計設定画面
Webの読み込み画面でもPS2の起動画面でもなく、時計画面【YouTube】の背景です。
北米のPS4ストアに、PS2のメニュー画面になるようなテーマ【YouTube】が売ってました。
XMB(クロスメディアバー)
PS3時代のユーザーインターフェース。
PlayStationに限らず、当時のソニー製品はXMBを採用した商品がいくつかありました。
ノートPCであるVAIO【AA】ですら、このUIだったことがあります。
幻のPS3用ブーメラン型コントローラ
PS3発表当時、本体のモックと一緒に置いてあった衝撃的な形のコントローラですね。
このデザインを目のあたりにしたユーザーの反応は引くほど不評でした。
そのせいかどうかは分かりませんが、結局は今までのコントローラの形を引き継いだSIXAXIS(シックスアクシス)が標準コントローラに選ばれています。
当時ソニーは振動機能を搭載する特許で訴えられていたため、DUAL SHOCK 3の発売はしばらく後になることになりました。
6.はじまりの1994
久夛良木健
「Ken’s」と書かれたメモリカードが本体に挿入されています。
これはプレイステーションの生みの親、久夛良木健(くたらぎけん)氏のことですね。
元々はスーファミ向け音源チップ「SPC700」を開発していたソニーのエンジニアでした。
この縁がきっかけでスーファミ用CD-ROMアダプタ、通称「PlayStation」開発の中心人物となるのですが、任天堂から発表直前にキャンセルを食らってしまいました。
「やられっぱなしでいいのか!」とソニーの人間を焚き付けるふりをして、久夛良木氏は己の野望を叶える方向に仕向けたのです。
demo 1
北米で初代PlayStation本体に同梱されていたディスク「demo1」のこと。
ゲームのデモ映像が収められており、本体発売後期になるほどディスクの内容も更新されていきました。
T – REX
最終ボス。
これは初代PlayStationの発表時にお披露目されたデモ映像【YouTube】が元ネタ。
T – REXが登場する角度も当時の映像そのまま。
ちなみにここに到達する前に流れていたBGMは、デモ映像で流れていた曲をアレンジしたものです。
PlayStationラボや他のステージで見かけた恐竜も、全てはこいつがモチーフですね。
トロフィーリストに隠されたPlayStationの小ネタ
トロフィー名 | 元ネタ |
---|---|
Do it! | ソニーの元社長、大賀典雄氏の会議での一言。「(PS発売を)実現できるかどうか、証明してみろ!Do It!」と叫んだことから。 |
Emotion Engine! | PS2のGPU。 |
Cell Computing! | PS3のGPU。 |
Greatness awaits! | PS4発売前の海外でのキャッチフレーズ。 |
my new gear... | 「私は新しい楽器を手に入れた」という音楽用語が転じて、何か新しいものを買ったときにネットで報告されるようになったもの。発祥は海外。 |
すべては、ココロ動かすために。 | PS3が値下げされた頃のキャッチフレーズ。 |
世界が遊びでひとつになる。 | PS4販売直前のCM動画より。 |
全てのエンタテインメントは、ここに集まる。 | PS1発売当時のキャッチフレーズ。 |
いくぜ、100万台。 | PS1発売当時のキャッチフレーズ。 |
Dude Raider! | 『アンチャーテッド』発表当時、男版トゥームレイダーと馬鹿にされた際のネット用語。 |
ゴッドオブパズル | ゴッド・オブ・ウォー + パズル。 |
ラストオブパズル | ラスト・オブ・アス + パズル。 |
パズルと巨像 | ワンダと巨像 + パズル。 |
みんなのパズル | みんなのGOLF + パズル。 |
グランドツアー! | 1997年に海外で発売されたPS1ソフト『Car and Driver Presents: Grand Tour Racing 98』が元ネタ。 |
For the Players! | 海外でのPS4ローンチのキャッチフレーズ。 |
サルガッチャ! | サルゲッチュ + ガチャ。 |
プロジェクト NEO | PS4 Pro発売前のコードネームから。大勢のボットを蹴散らすというトロフィー獲得条件から、マトリックスのネオとも被せている。開発コードネームがネオ、モーフィアスと続いたことから、ソニーはマトリックスを意識してるのかと噂になった。 |
The Last Guy | PS3用ゲームのタイトルから。 |
横置き? 縦置き? | 本体の設置方法。どちらの置き方にも対応している。 |
トロフィーを手に入れた! | トロフィーを手に入れたときに出る説明文。ただし「トロフィーを獲得しました!」が正式な表記。 |
プロジェクト モーフィアス | PS VR発売前のコードネームから。 |
とってもFar point | PS VRでシューティングコントローラーを必要とするタイトルのこと。 |
ただいま! | PS homeに引っ掛けて、ただいまという意味。 |
DISCを交換してください | PS1はディスク2枚組、3枚組のソフトが当たり前だった。ゲーム途中でディスク交換を要求されるときの表示から。 |
Hell Diver | PS4用ソフト『ヘルダイバー』から。 |
ジャンピングスプラッシュ! | ジャンピングフラッシュ + スプラッシュから。 |
氷スベリ | PS3用ソフト『街スベリ』から。 |
ジェイソン! | 北米のミームから。出典はHEAVY RAIN。主人公の息子の名前がジェイソンというのだが、人混みで父親がしつこく名前を呼ぶためにシリアスなシーンが台無しに。 |
Pain! | PS3用ソフト『Mr.Pain』から。 |
ワイプアウト! | PS1用ソフト『Wipeout』から。 |
シャープシューター | PS move用のアタッチメントから。 |
リトルローリングスター | 塊魂の名曲「ロンリーローリングスター」から。雪玉を転がすというトロフィー獲得条件がゲーム性とも一致する。 |
やべやべやべ! | 『アンチャーテッド』の主人公ネイトの口癖。 |
…よくやった。息子よ。 | 『ゴッド・オブ・ウォー』で父親クレイトスが息子アトレウスにかける言葉。 |
ワイルドアームズ | PS1用ソフト『WILD ARMS』から。 |
すべてはココロじゃ | PS1用ソフト『パラッパラッパー』より。ステージ1に登場するタマネギ先生の教え。 |
スーパーコンピューター! | PSの新世代機は逆ザヤ(売るたびに赤字)で販売するのが伝統。つまり技術者から見たら性能の高いコンピュータが格安で売っているわけで、スパコンの代わりに大量購入するというのはもはや伝統行事と化していた。 |
Play Has No Limits! | PS4 ~ PS5販売期のブランドコピーより。 |
ニンジャボット! | PS4用ソフト『The Playroom』に収録されているミニゲーム。 |
重力的眩暈 | Vita用ソフト『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』より。 |
2024年のアップデートで追加されたボットの元ネタなど
本作が好評につき続編『アストロボット』が発売されることが決定しました。
それでプロモーションの一環に伴い、4体の新しいボットがアップデートにより追加となっています。
時計塔のマリア(Bloodborne)
GPUジャングルのエリア「レンダーの森」にて。
狩人がいた場所の近くで時計塔のマリアを発見することができます。
これは死にゲー『Bloodborne【AA】』のDLC「The Old Hunters」において、カバーアートのデザインが彼女となっている…という仕掛けがありました。
なんだかアストロボットにしちゃうと普通にかわいいという感想が出てくると思います。
セレーネ・ヴァソス(Returnal)
SSDスピードウェイのエリア「データスペース探査機」にて。
導線を引っこ抜き、宝箱からガトリングガンを取る辺りでローグライクTPS『Returnal【AA】』の主人公であるセレーネが待ち受けています。
このトロフィーを取る方法は、宇宙飛行士のフィギュアを回収 → そして敵に1回やられるというもので、これはまさしくセレーネが死のループに囚われてしまっている演出を模倣したものとなります。
人形を持ってると1回は生き返るということもあり、本当は夢だった宇宙飛行士になれなかった…とか、この世界は主人公の妄想世界である…など、今も様々な考察が盛んに飛び交っていますね。
あとがき
いろいろ小ネタを書きましたが、これらが一切わからなくてもアクションゲームとして楽しいというのが一番大事なことだと思います。
結構面白かったので、またPS6のローンチにでも出して欲しいソフトですね。
また今回みたいにネタを挟んだアクションゲームだと嬉しいですが、作る側もネタの選定が大変そうな気はします。
細かすぎるネタ解説に、TEAM ASOBIのスタッフも草葉の陰からニッコリしていることでしょう(^-^)
私はデズゴは最初から面白くて、ラスアスは中盤までつまんなかったです。エリーってあんな縮こまってたっけ?(軍人男を殺しまくるおっかないイメージしかない)
>>けびんさん
草葉の陰って、スタッフさんはまさか…(*⁰▿⁰*)
ネタ仕込む以上は気づいてほしい気がするので、いつか届いたら嬉しいですね
デイズゴーン普通に面白いと思います
ラスアスはジョエルの制止を振り切ってからがエリー殺しまくってたイメージありますね
震えてたのはデビッドに捕まってたときぐらい?
初めまして。あそこ○○、あれ○○!!と家族と騒ぎながら楽しく遊びましたが、最後までわからなかったネタもいくつかあり、こちらでスッキリさせていただきました。ありがとうございました。
アーティファクトが出るたび、懐かしぃー!!と大盛り上がり。
1から遊び続けている古のプレイヤーには本当に楽しいソフトでした。
>匿名さん
丁寧にありがとうございます
こちらこそよろしくお願いします
まさに匿名さんのように「これ知ってる!」と皆でわいわいやりながら、昔を振り返ってプレイするのが一番楽しいと思いました
プレイ後の答え合わせみたいな感じで記事を作ったので「スッキリした」「楽しかった」と言ってもらえると、こちらも記事を作って良かったと浮かばれます(ฅωฅ*)
ゴッドオブウォーはソウルライクじゃねぇ!!!!
> 9月 2, 2024の匿名さん
大変失礼しました
おっしゃるとおりソウルライクゲームではなかったですね
余計な一文を削除しておきました