2021年12月24日(金)をもって一部オンラインサービスが終了
11月19日にSIEのサポート情報サイトが更新され、一部ゲームのオンラインサービスが終了となることが発表されました。
現在判明しているタイトルは以下の通り。
PS3オンラインサービス12月24日(金)終了予定リスト
PS4オンラインサービス終了リスト
PS Vitaオンラインサービス12月24日(金)終了予定リスト
PSストアからソフト自体はダウンロードできます。
オンラインマルチプレイができなくなるという意味なので、お間違えのないように。
どうやら、Vitaはオフラインでも問題なくトロコンできるタイトルのみがサービス終了となるみたいですね。
トロフィーはアドホックモード(ローカル多人数プレイ)で取ればいいみたいです。
…相手を探すのが厳しいという問題はともかく。
7~8年間もオンラインサービスを続けてくれたので、さすがにありがとうとしか言えないでしょう。
各タイトルと時代背景の解説
フリーダムウォーズ
データ | |
トロコン難易度 | 5段階中 / 3 |
プレイタイム | 約50時間以上 |
公式サイト | https://www.jp.playstation.com/scej/title/freedomwars/ |
備考 | オンラインがないと素材集めが面倒 |
『ゴッドイーター』でおなじみの株式会社シフト開発。
2014年当時に隆盛を極めたニコニコ動画において、大々的なプロモーションが組まれたタイトルです。
今では「Ado」や「ずとまよ」など、アニメーションmvによる広告展開も珍しくなくなりました。
本作はそれを商業ベースで既に行っていたという所謂「現代っぽさが出てきた」作品でもあります。
一方、ゲーム内容は賛否両論が噴出するような完成度でありました。
百発百中で銃撃を当ててくる雑魚、武器の生成には有料DLCが有利、大型の敵が少ない、ストーリーが超展開などなど。
後のアップデートで改善された部分もありましたが、離れたユーザーは戻らずパッケージ版は値崩れを起こしています。
アッパーバージョン1や続編が出る前提のようなタイトルだったにも関わらず、今まで一切その後のフォローがありません。
イバラアクションを始め、アクションでもシューターでもない新機軸のゲームに挑戦していた感がありました。
2015年にはフリープレイ化。
「世界観は嫌いではない」という人も多く、レビューが大荒れしようがマイペースで楽しんでいたというユーザーも結構いたのではないでしょうか。
俺の屍を越えてゆけ2
データ | |
トロコン難易度 | 5段階中 / 3.5 |
プレイタイム | 約80時間以上 |
公式サイト | https://www.jp.playstation.com/scej/title/oreshika/2/ |
備考 | オンラインがないと他国に行く機会が減る。出現確率が低い宝がある。 |
マーズ&アルファ・システム開発。
ゲームタイトルの略称は俺屍2(おれしかつー)。
『天外魔境』でおなじみの桝田省治氏がゲームデザインを手掛けたコマンド式RPGです。
SCEが最後にリリースしたVitaソフト。
早死にする呪いをかけられた主人公が、神々や同じ一族と子を残して代を重ねるごとに血を強化していくというゲームです。
「人間版ダービースタリオン」とも呼ばれるシステムが特徴の作品ですね。
元々は前作の売上が振るわず、続編の話すら立ち上がっていないような状況でした。
しかし口コミからゲームアーカイブス版がじわじわとダウンロード数を伸ばし、PSPでの初代リメイクが決定。
そこでも累計15万本を超える売上を記録し、めでたく続編の制作が決定しました。
しかしこうした経緯もあって、ファンの俺屍に対する思入れは日に日に膨れ上がっていくこととなります。
開発スタッフが「鬼切り夜鳥子」という小説を気に入り、俺屍2に夜鳥子を出演させることを提案。
執筆者である桝田省治氏も軽い気持ちで引き受けたものの「自分が愛着をもって育てた一族に他人(夜鳥子)が介入する」というシナリオにユーザーが大激怒。
「シナリオはキャラ萌えを考慮せずに作る」タイプである枡田氏は大変困惑した旨をTwitterに綴っています。
他にもゲームファンには評判が悪い生田美和氏のシナリオが標的になるなど、とにかくSNSが荒れに荒れまくった作品となりました。
BGMは良曲揃い、ゲームシステムは面白い、CVが良い、カメラワークが良い、徹底的に和にこだわった演出が良い。
これらの長所は、全てシナリオの悪評によってかき消されてしまいました。
ソウル・サクリファイス
データ(ソウル・サクリファイス デルタ) | |
トロコン難易度 | 5段階中 / 3.5 |
プレイタイム | 約120時間以上 |
公式サイト | https://www.jp.playstation.com/scej/title/soulsacrifice/ja/ |
備考 | オンラインがないと敵をひとりで黙々と倒すことになる。モンハン系で1人はつまらない。 |
元カプコンの稲船敬二氏がコンセプトを提案したアクションRPG。
いわゆる狩りゲーの系譜に属するタイトルなのですが、プレイヤーは魔法使いなのでほとんど中距離~遠距離で交戦するというシステムが斬新な共闘ゲームでした。
ユーザー間ではゲームタイトルを「ソウサク」と略して呼んでいましたが、公式では「ソルサク」の略称を提唱しています。
共闘先生の頑張りもあり、国内では20万本超のヒットを記録。
当時はグリーが「任天堂を倒す方法を知っている2」というほどコンシューマ機の権威が失墜している状態であり、ソルサクもまるでソーシャルゲームと見紛うようなプロモーションが組まれました。
他作品との乱発コラボもそれを模して行われたものですが、これが意外に好評。
「ゴッドイーターやフリーダムウォーズや討鬼伝のボスがそのままこちらのシステムで戦える」としてオンラインプレイは活況に湧きました。
本作の1年後にはアッパーバージョン(G級)である「デルタ」が発売。
救済はサンクチュアリ、生贄はアヴァロン、それ以外はグリムという三つ巴の組織対立が組み込まれました。
パッケージの赤いセクシーなお姉さんは、グリム(童話)の赤ずきんちゃんというわけです。
あとがき
というわけで、オンラインがなくてもトロコンできるソフトの紹介でした。
でも、プレイする相手がいた方が効率も格段に上がるわけで。