PSP『ペルソナ』『ペルソナ2罪・罰』の3作品が一律980円に価格改定
ATLASが『ペルソナ アトラス・ベストコレクション』『ペルソナ2・罪』『ペルソナ2・罰』のPSPタイトルを一律980円に値下げすることを発表しました。
※ PSPダウンロードソフトは現在PS3とVitaから購入可能です。
公式ブログでは「最終プライスダウンである」ということを強調しており、これでまた値下げが来るかも…と怯える必要はなくなりました。
つまり買いたいときが買いどき。
VitaのPSストアは運営コスト削減のため、今後は基本的に更新しないそうです。1
いつまた閉鎖騒動が起きてもおかしくないので、本当に欲しいソフトは確保しておきましょう。
最終プライスダウンなら躊躇しなくても大丈夫です。
PSP版シリーズ雑感
ペルソナ アトラス・ベストコレクション
初代PlayStationでリリースされた『女神異聞録ペルソナ』のリメイク。
PSP版の正確な表記は『Persona』です。
今まで音楽担当だった目黒将司氏が初めて監督を務めた作品なのですが、全楽曲を新曲へ総入れ替えするという大胆なリメイクを行いました。2
戦闘はペルソナ3風のボーカル入りBGMへ変更。
CD2枚分の新曲を生み出すのは大変な苦労だったと思いますが、やはり初代をプレイ済みの人はオリジナルに近い音源を聴きたいもの。
曲自体のクォリティは高いのですが、あまりいい評判は得られませんでした。
またダンジョンの移動速度は上がったのに、高いエンカウント率はそのまま。
戦闘のもっさりしたモーションは中途半端に再現。
ダンジョンのセーブポイントは増えましたが、正直どこでも中継セーブを搭載してほしかったところです。
やったことない人にはおすすめですが、プレイ済みの人は手を出すほどでもなし。
ちなみに本作に登場する南條くんの家元「南城グループ」から派生した財閥が、ペルソナ3の「桐条グループ」となる裏設定があります。
ペルソナ2 罪
ディレクターは再び目黒将司氏が続投。
今度はオリジナルとアレンジのBGM2パターンを選べるようになりました。
当時のタイアップソング、hitomiの「君のとなり」が作中にもしっかり流れます。
オープニングムービーも新規と旧版の両方を視聴可能。
ロードが遅い以外はおすすめの一作です。
ナチス・ドイツ関連のイベントに修正が入りましたが、それはさすがに仕方ないでしょう。
ペルソナ2 罰
今のところ目黒将司氏が監督を務めた最後の作品。
前作の主人公である達哉が、舞耶と合流するまでに何をしていたかを描く新規シナリオが追加されています。
長かったローディングがようやく改善されました。
PlayStation版の良かった部分をそのまま伸ばすような出来に仕上がっています。
PSPペルソナ3作目にしてようやく文句のつけようがないクォリティになりました。
『ペルソナ2罪』は未成年がこんな世の中なくなってしまえ!と嘆くような話に対して、『ペルソナ2罰』は大人が「こんな世の中でも捨てたもんじゃないだろう」と諭すような話となっています。
真実よりも虚構に惑わされて破滅に向かう人類。
コミュニケーションの形(SNS)が発展しようとも孤独は深まってお互いを傷つけ合うばかり、という現代を予告したような会話。
夏休みを機に3作まとめてプレイしてみてはいかがでしょうか。
ペルソナシリーズの25周年特設サイトがオープン
[blogcard url=”https://p-ch.jp/p25th/”]
2021年7月から、なんと2022年秋まで長い時間をかけてお祝いイベントが開催されるそうです。
「来年秋に最終イベント…。つまりラストはペルソナ6の発表だな!!」とTwitterで話題になりました。
多分当たりなんじゃないかと思います。
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あとがき
シナリオ担当だった里見直氏は現在『カリギュラ』というRPGを手掛けています。
そちらも面白いので機会があったらぜひ手にとって欲しいところ。